今日の1曲「ワンダーフォーゲル」くるり
くるりの名曲、ワンダーフォーゲル
ワンダーフォーゲルっていうのは直訳すると渡り鳥って意味らしいんですが、ワンダーフォーゲル部ってのもあるように野外活動のことも指す言葉。
イントロから打ち込みの明るく開放的な雰囲気が流れますが、歌詞も自体は結構寂しいというか、淡々と現実を歌ってるような歌詞でそこがまた良いです。
僕が何千マイルも歩いたら
から始まり、この「僕」は1曲通してずっと地面(なんならワンダーフォーゲルだから山かな)を歩いてる
それと対比されるように出てくる「君」は
渡り鳥のように何食わぬ顔で飛び続けるのかい
と翼が生えて自由に活躍、飛んでいく様子。
渡り鳥と掛けてるのかな。
ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって
ってサビで繰り返し使われるフレーズをみると、
「言わなくなって」ってことは裏を返せば「言ってた」ってことだと思うんですよね。
元々は並んで歩いていた仲間なのか、友達なのか、なんなのかはわからないけれど、どんどん先に行く「君」に対して、ひたすら歩いている「僕」って対比が寂しさを感じさせるんだと思います。
少し寂しさもあるけど、それでも
それぞれ歩いていく
って歌ってるんでね。
絶望はしてないんだと思います。
一歩一歩歩いていくしかないんだと歌ってるので、空は飛べなくても前には進んでいるって前向きさもある曲だと僕は解釈しています。
未だに色褪せない良曲ですね。
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