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ありがとう、また会いましょう

今日美容院に行ってきました。
前回書いたように、僕を担当してくれていたスタイリストさんの最後のカット。
今回のオーダーは「好きなようにしてください」。

いつも「お任せ」と言うから、いつもと変わらないようだけど、ちょっとニュアンスが違うんですよね。

今日も相変わらず良い仕事でした。
凄く良い感じにしてくれて、流石だなあと。

同時に、これが最後だと思うとやっぱ寂しいもんで。
やっぱ自分にとって、信頼できるスタイリストさんだったなーって。

彼女が入社して、アシスタントだった頃僕はまだ大学生で、大学生の僕からすると、"年下だけど社会人の先輩"って感じだったんですよね。

入社したばかりなのに積極的に色んな商品の提案とかしてくれて、「この人はきっと凄く自分の仕事について勉強してるんだな」と思ってました。
当時僕を担当してくれていたお店のマネージャーが、「msdくんなら大丈夫だから行ってみ」と訓練相手にしてた感もあるけど、提案も全然嫌な感じじゃなくてこの人は多分どんどん上に行くなと思ってたんですよ。

そしたら飛ぶ鳥を落とす勢いでジュニアのスタイリストになって、他の店に一時的に修行に(?)出て、スタイリストになって帰ってきて、
マネージャーが「あいつに切らせてみますか?」って聞いてくれたのも、それまでの関係があったからこそかなと。
その後知らないうちに副店長になってたなあ。

初めて僕の髪を切ってくれた時、多分とても緊張してたんだと思うけど丁寧な仕事をしてくれました。
なんかただの客なのにめっちゃ嬉しかったのを覚えてます。
立派になったなあって(何様だ)

多分その頃には友達みたいに思ってたんだろうな。

それから次の予約も彼女にお願いして、今日まで僕の髪の毛は彼女にお任せしていました。
その間に僕は社会人となって異動も経験して、今の妻と出会い、付き合い、結婚して。
そんな僕の人生に、常に関係していた人って実は彼女くらいしかいないかもしれないんですよね。

僕が仕事でどん底の時も、美容院に行けば気持ちも切り替えることができて。
それは単純に髪型を変えることでの気分転換もあるけど、それ以上に友達と話せてた感覚なんだろうな。

僕は多分、人を好きになるととことん惚れ込む質なんですよ。
そうじゃなきゃ高速飛ばしたり新幹線使ったりして髪切りに行ってない。


今日最後の日を迎えて、思ったことは「信頼できる友達との別れ」でした。
薄々思ってたことだけど、やっぱ僕にとって彼女はずっと友達だったんだなあ。

はーー寂し!
でもまあ友達だからこそ笑って送り出してあげたいですよねー!

と、言うわけで。
別れの言葉は「またね!」とさせてもらいました。

まあ国外に行くわけでもないし、会おうと思えば会えるしまたそんな機会もあるでしょう。
次はただの友達として会えると思うとそれはそれで良いかな。

また会うその時には、溜まった僕の話を聞いてもらおう。
その日までお元気で。

またね!



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