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私の家族

3月3日の夜から6日の夕方まで実家に帰省した。

私は今神奈川で一人暮らしをしているが、地元は静岡である。
大学進学を機に上京した。神奈川に来てかれこれ6年目である。

両親ともに大卒、しかも父も母も名門校卒と言うことでそれなりに教育熱心な家庭であった。
また、私は長女ということもあり、四つ下の弟に比べて比較的厳しく育てられた。

小学生低学年の頃は母が必ず宿題を見てくれていたので成績は超優秀だった。
中学年・高学年も塾に行っていたため学校の勉強は楽勝であった。
「なんでみんなこんなにできないの?」
と思いながら日々過ごしていた。

そして中学の頃は、レベルが高めの塾に行っていたこともあり、かつ私の地区が山の中のど田舎でレベルが低いということもあり、テストの順位は常に7から15番くらいであった。
だが、学年が上がるほど周りのレベルも上がってきて順位は落ちていく一方であった。
それでもなんとか市内一位の公立高校に合格し、入学することができた。

と言うように、私は勉学に関しては比較的厳しく育てられたのである。でもそのおかげで比較的出来る子としてのレッテルが貼られた。

また、母が箏の先生をやっているため音楽に関しても周りよりレベルが高い一家ではないかと思っている。
更に父方の祖父は絵画の先生の経験もあったため、幼い頃から芸術に触れながら生活してきた。
そのため歯のコンクールやポスターなど、何度か選ばれた表彰されたこともあった。

幼い頃は周りよりも両親が厳しく、ゲームをするにも時間が設けられ、勉強しろとうるさく言われ、正直嫌だと思うことが多々あった。
しかし、両親が怖かったため逆らえず、また、結果が出た時のうれしさも自分自身感じられる様になったため自分なりに精一杯頑張った。

今思えば、親には本当に感謝している。
親の言うことを聞いてよかったと思っている。

当時の親が自分に対して行ってきた言動を見てみると、多少強引にやらせていた感は否めない。
それでもできた時には心から褒めてくれ、間違ったことをした時は心から叱り、自分がどうしようもなく辛く苦しい時は側で支え、助けてくれて…。
沢山の愛情を貰いながら育てられてきたな〜と心から思う。
そして大学2年の弟も大学を機に上京をした。
だから実家には親しかいない。

3月4日、この日は父の誕生日であった。
弟とはたまにラインをする程結構仲良しなのだが、そのラインの中で「3月帰省しない?」「確かにしたいな。いいよ!合わせよ〜」という会話をした。
「3月前半は?」「いいよ、ちょうどお父さんの誕生日もあるしいいじゃん!2人でなんかあげよっか!」
そんなやりとりをし、父の誕生日が被るように帰省した。

父は趣味で私が幼少期の頃から今でもずっとマラソンをしている。
休日は欠かさず毎日朝と昼の2回行っている。
そのため、年齢の割にはいい体をしている。

"継続は力なり"
これは幼き頃、父から教わった言葉である。
父はこの言葉を物語っている人間であるなと心から思う。そんな父を尊敬する。

弟とは幼き頃はほぼ毎日喧嘩をしていた。
4つ離れているということで、幼少期の頃は口でも手でも私の方が勝っていた。そのため私は喧嘩するたびに弟の腕をつねりまくっていた(笑)
今思うと恐ろしい姉である。
だが、弟が中学生になった頃だったであろうか。
喧嘩した際に弟が相当怒って私の横っ腹を思いっきり蹴ったのである。
その力の強さにもう力では敵わないと悟り、それから先は弟に対して手を上げるのはやめた。

喧嘩のしすぎて母に外へ出されたこともあった程であるが、今は物凄く仲良しである。
姉弟というよりむしろ友達のような感覚に近い。
なんでも話せるし相談できる。
この歳になり仲良くなれて良かったと思っている。
これからもずっと変わらない関係でいられるだろうなと思う。

そして母。母は本当に頭がいいと思う。
母に聞けば絶対と幼き頃からずっと思っていた。
今でも何かある度に母に聞いている。
人付き合いもよく、母のことを悪く思う人などいないのではないかと思う。
私は物心ついた時からずーっと母の背中を見て、母みたいになりたいと思っていた。
これからも母のような人間になれるように頑張りたい。

ということで、長々と家族について語ったが、何が言いたいかと言うと、私はこの家族の元で生まれてこれて本当に良かったということだ。
何不自由なくここまで生活できているのは本当に家族のおかげである。
順風満帆に過ごしてこれたのは、本当に家族のおかげである。

東京に出て色んな人々に出会い、様々な環境に揉まれ生活する中で、たくさんの苦悩を乗り越えてここまで来た人に沢山出会った。
私はこれまで挫折をあまり経験したことないため、そういった人達の経験談を聞くと驚いてしまう。
だが、そういう辛く苦しい経験をしてきた人は、きっと自分より一回り大きく大人であり、私にはない考えや感性を持っているに違いない。

だから私はこれからもっと多くの経験をしたいと思い始めた。
音楽に触れる、芸術に触れる、映画観る、読書をする…
何をしてもいいと思う。
まずは自分にできそうなことから始めていき、様々な人の考えに触れ、自分を磨いていきたい。

そして、自分に子どもができた際、沢山のことを教えてあげたいと思う。

自分が家族から受けた愛を未来の子ども、そして旦那に受け渡して行けるように…。


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