国試(社労士試験)を受けてみた@東京ビッグサイト
昨日は、社会保険労務士の試験を受けてきました。
そして、見事に散ってきました。
結果はこんな感じです。
選択式 25点 (雇用点数割れ)
択一式 30点(労災、厚年、国年点数割れ)
自分の想像よりかは点数が取れましたが、合格基準には届かずでした。恥ずかしい点数ですが、戒めとして、来年はこそは必ずという思いを込めて。。
私は、国家試験というものを初めて受けました。
民間の資格試験はいくつか受けたことがあるのですが、国試は初です。
世間知らずな私ですが、受けてみて、新鮮だったところを書いてみます。
***
〜申込み〜 4月17日〜5月末
•大学の卒業証明が必要だった。
卒業証書の写しとか、その写真とかでもよかったのですが、どこを探してもみつからず、大学に郵便で申請書を送って、卒業証明書を取り寄せました。
すぐに対応していただけて感謝でした。1週間ぐらいで手に入りました。
・戸籍の証明が必要だった。
これは、卒業後に結婚して姓が変わった為、大学の卒業証書(卒業証明は旧姓なので)の人が自分であることを証明する為に必要でした。
※ ちなみに、来年度以降も同じ試験を受ける場合は、今年の受験票を証明書として使用できるとのことです。落ちても、捨てちゃだめですね。
〜受験票と準備〜 8月の第1週頃に届く
受験票が、なかなか来なくて焦りましたが「8月10日頃までに届かなかったら問い合わせてください。」と書いてありましたので、それまでには来るかなぁと思っていました。
そしたら、8月に入ってすぐ届きました。
・受験会場の下見について
試験地は行ったことのない受験場所なら、事前に下見をした方がいいと色んな人にアドバイスを受けました。
私は、行ったことがあった場所だったし、何より暑すぎて行って体力を消耗するくらいなら、勉強に時間と体力を当てたいと思ったので、やめました。その代わり、下調べはしっかりして、当日は早めに家を出ました。
・腕時計は必須らしい。
(音のしない、通信機能の無い時計であること!ウェアラブル端末はダメ。)
会場では、時計が見えない場所に座る可能性があり、腕時計は必須とのことでした。
私は普段使いはデジタルの時計しか持ち合わせておらず、まさかのタイミングでアラームなどがなってそれだけで失格になってしまったら怖かったので、Amazonで「音のしない、通信機能のない時計」と検索して、1,500円位で購入しました。
CASIOの安い時計シリーズがあって、「チープカシオ」というらしく、種類も色々あって普段使いもできそうでよかったです。
100円均一で買おうか迷いましたが、時間がズレたらどうしようとか色々な心配ごとが出てきそうだったので、やめておきました。
〜本試験当日〜 8月の第4週目の日曜日
・受付は特になかった
自分で受験番号を確認して、案内に沿って、会議室まで辿り着きます。
受付などはなかったです。
受験番号の書かれた座席表が部屋の前に掲示されているので、それを確認して、静かに入室して着席時間までに座ります。
受験中は受験票を右前のあたりに置いておきます。
試験10分前くらいに、本当に本人が座っているかを試験官が申請した時の顔写真と照合して確認しに来ます。その時はマスクを外して対応します。
替え玉受験防止対策なんでしょうかね。
ちゃんとしてるなと思いました。
もし、顔を見ても確認が難しい場合は、本人確認の質問があるみたいです。
・トイレ問題
開始から30分くらいまでと、終了前の10分は、どんなに行きたくてもトイレには行けないようです。
行ったら失格になるのか分かりませんが、開始5分前くらいに行こうとした人が止められていて可哀想だなと思いました。。
(でも、分かる〜この静寂で緊張してお腹に来ちゃうの分かる〜と思いました。)
なるべくトイレには行っておいた方がいいと思いました。
お腹の弱い人は事前にお薬などを服用しておく対策も考えておいてもいいかもと思いました。
私は、午後試験の前に発作が来そうだったので、パニックのお薬を飲んでおきました。何とか発作は防げました。
ただ、試験中でも行ける時間は、挙手すればトイレにいく事はできますのでご安心を!
・部屋の温度について
ビッグサイトの会議室は少し寒く感じました。
羽織れるもの、カーディガンなんかがあるといいかもしれないです。
逆に暑くてどうしよう…ということはなかったので、それはよかったです。
・食事は持ち込み可。自席で食事可。
(但し、飲み物はペットボトルのみ)
社労士試験、午前と午後に分かれています。
80分の午前中の試験が終わって1時間くらいの休憩があり、その間にお昼ご飯やお手洗いなどを済ませて、午後の210分の試験に備えます。
今回の試験では自席で食事をとることができました。駅前のコンビニで買っておいたのて、バタバタせずに過ごせました。
・試験中の飲水は可能。
(但し、挙手制)
試験中は飲み物は机の上に置けないことになっているので、床に置いたり、カバンにしまっておきます。
蓋のついたコーヒーを持ち込みしている方もいましたが、特に注意は受けてなかったです。
(ちゃんと床に置いてました。)
試験中は、勝手に飲み物を飲めません。
でも、さすがに試験時間も長いので、挙手して飲むことはできるようです。
〜東京ビッグサイトについて〜
私は、りんかい線の国際展示場駅から行きました。ゆりかもめの駅も近いです。
徒歩10分位で会場につきました。
・駅前にコンビニあり
駅前にローソンとセブンイレブンがあり、そこてお昼ご飯を調達できました。
会場近くになると人がたくさんいました。
・ビッグサイトに喫茶店あり
ビッグサイトに着くと、割と広めのタリーズがありました。早めに着いてもそこで待機できますし、ビッグサイトの中にもベンチなどがあります。
レストラン街まで行けば、スターバックスもあります。
私は、探して歩くのに疲れてしまいそうだったので、近くのタリーズにしました。
同じ受験生の方々が黙々と勉強されていました。
・道すがら、お菓子がもらえた!
駅からビッグサイトまで歩いていたら、資格学校の方や、転職サービス会社の方が、お菓子付きの資料を配っていました。
ちょっとうれしかったです。
〜解答速報〜 試験当日
正式な合格発表は10月4日になりますが、各資格学校などが解答予想を出してくれていますので、当日中に、大体、自分の点数を確認することができました。
選択式の解答は、午後の択一式試験が終了した後、17時にはネットに上がっていました。
択一式の解答も、大体、20時過ぎには上がっていました。
講評動画も、Youtubeで各資格学校が当日の20時頃までには配信されていました。
***
〜敗因〜
法律の勉強も初めてで何の経験もない私は、今年は授業について行くことに必死でインプットもあやふやでした。日本語が頭に入って来ない。そんな感じでした。
しかも、何となく全体像がみえたのが試験直前の1ヶ月前くらいでした。
インプットに時間がかかりすぎて、問題集、とくに「過去問題集」にあまり手がつけられていなかった。
これが最大の敗因かなと思います。
他には…
・苦手なところをそのままに、よく理解せず暗記しようとした。
→単純に暗記だけでは解けない問題がある。趣旨や仕組みをしっかりと理解してないと色んな問われ方をするから対応できなくなる。
・過去問をあまり解けなかった。
→特に五肢択一の問題に慣れてなかった。
一問一答ばかりやってしまっていた。
・勉強のペースが、受講のペースと完全一致してて、他の科目を復習するなど、バランスよく同時に学習できていなかった。
→結果、前やった科目の内容をすっかり忘れてしまったり、苦手科目ができてしまいました。
・単純に授業についていけなかった。
→今勉強している内容について行くのに毎回必死で、次から次へと違う科目が始まり、復習もあまりできないまま次の科目に取り組むという悪循環にハマってしまった。これは地頭の問題か、努力不足か。
これからは…
・もっと勉強時間を増やす。ラストスパートの追い込みは、朝から夕方までやっていました。
最後の1週間は、甲子園の高校球児の姿に励まされ、自分のテンションをあげていました。
普段から気を抜かないでやる事。
・やっと全体像が見えてきたので、とにかく、一個一個を着実に理解して、がむしゃらに暗記するして、全体像をもっと色濃く正確にする。
・分からなくても、過去問題集を解く。
分からないなりにどんな問題が問われるのか、どんな問われ方をするのか、身に沁みて分かった方がいい。
・分からなくても、1日数ページ、1箇所でもいいから、3科目か2科目を同時に勉強した方がいい。忘れちゃうから。
・分からないところを先生に恐れずに聞けるようになりたい。
・統計・白書の基本事項や、労働一般、社保一般はもう少し前から、ちょこちょこと頭に入れておく。
・労働系の判例に慣れる。判例の独特な文章が難しすぎるから、とにかく読んで慣れる。
ここに関してはどうしたらいいのだろうか。
先生に相談すべきだろうか。
いつか、特定社労士さんになりたいのだ。慣れないといけない。
とにかく来月からまたやるしかない。
今までよりさらに、がんばる。
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