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英語は日本語と比較しながら学ぼう

本記事のねらい

この記事では、英文法と日本語文法を比較しながら、それぞれの言語におけ

るズレや相違点を考えていきます。日本語を詳しく知ることで、英語を

よりくわしく把握することができます。


①「に」「で」と“in” “at”

まずは場所を示す「に」と「で」です。「庭プールがあります」は正しい

文ですが、「庭パーティがあります」は不自然に聞こえます。なぜでしょ

うか。


英語では場所を示す場合“in”や“at”などが使われますが、この“in” “at”は日

本語の「に」「で」に対応しているわけではないのです。大まかに言って、

“in”は空間の内部を表し、“at”は地点を表します。例えば、先の和文は“There

 is a party in the garden.”プールに関しては“There is a pool in the 

garden.”と、いずれも“in”が使えます。そのため、日本語学習者にとって、

「に」と「で」の使い分けは難しい言語形式の1つだと言われています。な

ぜなら、場所を示す「に」「で」には日本語独自の規則があるからです。で

は、どのように説明できるのでしょうか。

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