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約束は、勝手な決めつけですか?

こんにちは、コピーライターの阿部広太郎です。

2022年、最初に書くnote。「約束」について書きます。

昨年、どんな1年を過ごしてきたか? 僕の心の真ん中にある出来事のひとつに刊行した書籍『それ、勝手な決めつけかもよ?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)があります。

書き上げる大変さと、感想を頂ける喜びと。なんだろうなあ、人とのつながりを感じられる瞬間って、涙腺に優しいパンチが飛ぶ。ほんとグッときちゃうんですよね。

さらには、noteが開催する読書感想文コンテストで、出版社のディスカヴァーさんが課題図書として『それ、勝手な決めつけかもよ?』を選んでくださったこと。心の中でバンザイしました。

あなたの人生に関係できた、それが感想文だから。

投稿いただいた感想noteを読める幸せの中で唯一苦しいことは、入賞者を選ばないといけないこと。僕からしたら書いてくださったみなさん全員、花マルなんです。画面いっぱいにぐるぐるって花を咲かせたい。(読んでくださって、書いてくださって、本当に本当にありがとうございます…!!)

入賞したのは、広告をつくらないコピーライター・ハヤカワヒロミチさん。

アンサーノート。いわば、返信をさせてください。

「約束」をありがとうございます、という話をします。

※※※

ハヤカワさんへ

あけましておめでとうございます。改めまして、本当におめでとうございます。そして何より書いてくださって、ありがとうございます。

今回のコンテスト。感想noteを書いてくださった方の中には僕の知り合いの方もいて。第三者の目線で選んでもらうのが良いと思い、書籍の担当編集の橋本莉奈さんに選出するお力添えを頂いたんです。

最終候補の中に、ハヤカワさんのお名前を見つけて嬉しかったです。

その経緯は、ハヤカワさんがnoteに書いてくださいましたね。

僕の方で要約すると―――

その前年の読書感想文コンテストでもハヤカワさんは入賞。ハヤカワさんは、僕の前作の書籍『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』を書いたnoteで入賞したと思い、僕にツイッターで連絡をした、けれど受賞した感想noteは違う書籍についての感想noteだった。

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2020年クリスマスのDMのやり取りです

この時、僕も即レスで返信してしまったため言葉足らずでした。

僕の気持ちとしては、僕の本に関して書いたnoteかどうかはどちらでも良くて。とにもかくにも入賞したこと。それが本当なのであれば、ハヤカワさんにとって素晴らしいことなのだから、良かったです…!の気持ちでした。

阿部さんの本が対象になった際には必ずエントリーして入賞してみせます!

勢いだけでは「必ず」と書けないように思います。ハヤカワさんの力強い言葉は僕の心の中にありました。その約半年後「新刊が完成したんです!」と僕はハヤカワさんに連絡したのでした。

勝手に自分を諦めない。
勝手に自分を決めつけない。
勝手に自分をみくびらない。

書籍『それ、勝手な決めつけかもよ?」の根底にあるテーマはこの3行です。自分自身のことを過小評価してしまったり、「どうせうまくいかない」と未来を閉ざしてしまう言葉を自分自身に投げかけてしまったり。

検証もトライもしてなくても、勝手に、そう思ってしまう。これは誰しも身に覚えがあると思うんです。

ハヤカワさんのnoteを読んで「約束する」って自分を奮い立たせる行為だと思いました。その時点では何も起こってない、未来がどうなるかの確証もない。だから、約束の言葉は、勝手な言葉なのかもしれない。でも、自分の扉を閉ざすんじゃなくて、自分の扉を開いている。

自分を信じてる。きっとたくさんの葛藤を越えて。

宣言が、カタチになる瞬間。その姿は、心を打ちます。

その約束を人に伝えてなくてもいいと思うんです。自分が自分に対して、心の中でつぶやくこと、心の中で念じること、新年のタイミングでおぼろげでも「こんな1年にしたい」と思えたこと。それも自分自身への約束です。

そしてもし叶わなくて、その約束が両手からこぼれ落ちたとしても。生きてるかぎり、いつでも拾いにいけるチャンスはあるんですよね。

ハヤカワさんのnoteも、その背景にある思いも含めて、僕はそこに立ち会えたことに喜びがあります。

約束することは、その時点では勝手な言葉かもしれない。

けど、約束はエネルギー。自分の分身であり、自分を支えてくれる。時間をかけてでも、少しずつかたちにしていく生き方を僕はしていきたいです。

話は少しだけ逸れるのですが、昨年末に最終回を迎えた僕が主宰する『企画でメシを食っていく2021』で、オリジナルソングが発表されたんです。その歌詞の中のこのフレーズがありました。そこに、グッときたんです。

企画は続いていく 未来で必ず待ち合わせしよう 

企画メシオリジナルソング『プロローグ』より

企画を続ける。それと同じように約束も続けられる。

その先にいつか、ハヤカワさんとお会いできる日を楽しみにしております。

長くなりました!アンサーノート、以上です。

2022年という新しいはじまりに、今、こうして「約束」について書かせてもらえて本当に良かったです。

※※※

今回、はじめて『それ、勝手な決めつけかもよ?』を知ってくださった方もいると思います。もしよかったら書籍の『はじめに』をぜひ。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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