テレワークが先進的と見なされていたラジオを聴いていて随分昔のことのよう。

最近、ピーチフルさんのラジオを聴き始めた。

※Radiotalkの人なんだけど、なぜかRadiotalkのリンクが貼れなかったので、Spotifyのリンクを貼り付けておいた

Radiotalkとはこれ

ピーチフルさんの名前は以前から聞いたことあったけど、ラジオを聴いたことはなかった。きっかけは「サイコーの飲み会をしたい」のこみやまよもさんのRadiotalkでピーチフルさんと対談したと言っていたので、聴いてみた。

対談のリンク先を見てみると、Spotifyの番組「Over30の談話室」というものだった。ピーチフルさんがSpotifyで始めた番組で、最初の対談者としてこみやまよもさんが招かれたらしい。

Over30の談話室の感想はまたどこかで書くとして、要はこの番組をきっかけにはじめてピーチフルさんの声を聞き、考え方を知った。こみやまさんとテンポよく話しているのを聞いていて、ピーチフルさんのRadiotalkも聴いてみたいと思い、ここ最近毎日聴いている。朝ごはんを食べながら、通勤しながら、夜ごはんを食べながら、家で仕事しながら…とにかく聴いている。
ピーチフルさんは2018年からRadiotalkをはじめていて、私は最初の回から順を追って聴いている最中だ。まだ2018年の回を聴き進めている。
どうやら2018年のピーチフルさんは妊娠していた時期のようで、風疹の抗体ができない体質のピーチフルさんは会社に相談して妊娠時期をテレワークで過ごしていたらしい。

今では当たり前となり、すっかり市民権を獲得したテレワークだが、2018年当時はまだまだ一部のイケてる人たちがやってるようなものだった。私もパンデミック前から時々やっていたが、今ほどガシガシやっていなかった。(パンデミック直前の2020年1月から3月は積極的にWEB会議をしていた)
そんな中、ピーチフルさんは2018年からテレワークをしていて、その期間内のテレワークの良さや悪さの話も聴いていると妙な懐かしさを感じる。
既にテレワーク市民権獲得時代以前がどうだったのかを忘れかけている。(テレワークという概念のない職種の人はあまり変わらないのかも?いや、何かしらの変化は必ずどこかにあるはずだ。)

テレワークで働く人がまだまだマイノリティだった頃もあり、稀有でありマイノリティと見なされていたものがマジョリティとまではいかなくとも、ある程度市民権を獲得して大衆化している今から見ると、時代の変化を感じる。
そして興味深いのが、風疹になっても胎児に影響のない時期になってテレワークから抜け出したことを“社会復帰”と言ってたことだ。該当回はこちら↓

何も気にすることなく、外に出歩くことができたことで充実感を獲得しているピーチフルさん。
パンデミック後の価値観からの視点見ると、別の世界線の話を聴いているみたいだ。

マスクをするだとかしないだとか、人と人との物理的距離感が近いだとか遠いだとか(ソーシャルディスタンスよりもフィジカルディスタンスの方が個人的にはしっくりくる)、あれこれ規制や議論がなくなってきたら日本の、世界の“社会復帰”と言うのだろうか?
パンデミックが過去の産物になるのが先か、安全保障の議論が活発化して議論に留まらず抑止力が実行に移されるのが先か。
地球が何回か壊れそうな兵器による攻撃で荒廃しきった後に世界の“社会復帰”が待っているのか。
平和?だった頃の話などを平和ではなくなってから聴くと嘘ではないかと思う。逆も然り。
嘘ではなく、実際に起こったことで、そこにはちゃんと当事者が存在している。
3〜4年経っても色褪せない話もある。性の話や結婚の話はたった数年で色褪せないし、むしろ今の方が議論が活発になって、社会の開かれてきたなとか変化を実感することもできる。

まだ2018年の回を聴いているので、2019年、2020年、2021年とパンデミックに向かっていく流れを振り返りながら、その中でピーチフルさんがどんな見解を持って過ごしていくのかを聴いて早く最新回に追いつきたい。

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