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【安倍元首相銃撃事件】容疑者への擁護・賛美は完全にアウト

こんな記事がありました。すでに結構有名になっていますね。
本当に腹立たしいことです。

【安倍元首相銃撃事件】山上徹也容疑者に寄せられた「賛同の声」と「模倣犯」の危険性

かねてより、件の事件後における反安倍界隈での言動には問題を感じていましたが、それに輪をかけてひどい内容の発言が取り上げられています。

虐殺等の重大犯罪をしたわけでもない人の死に対して、それを揶揄したり、容疑者に同調したりする行為は人間性を失っているとしか言いようがありません。

教育の敗北というやつですかね。
幼稚、愚妹、無教養、、、ちょっと適切な言い方が思いつきません。


今回の事件で、容疑者に対し同情や擁護をしたり、被害者や社会に原因を求めるような行為は、厳に戒めたいところです。
テロリストや潜在的な犯罪者、模倣犯を動機づける危険があるためです。

どのような事情や社会的背景があろうと、武力・暴力によって問題解決を図る行為は、法治国家において禁止されています。

こうした行為を容認すると、”己の正義”のためには暴力も辞さない行為を助長するためです。

国家単位だけでなく、国際社会でも同じです。
最近でも、クリミア等で成功体験を積み重ねたロシアは、ウクライナにも難癖をつけて侵略の手を伸ばしましたよね。
ロシアは、「ナチスに脅かされているロシア人を救出する。」と主張していましたよ。
現実は、ナチスみたいな行為をしているのはロシアの方ですが。

”正義”なんてものは思想や立場、事情、状況等によっていくらでも異なってきます。
また”正義”は、大抵の場合、他者・他集団と対立します。
そして、その正義を通すための競争は、簡単に暴力的な手段へとエスカレートするものなのです。
(正確には、正義を主張し熱狂する集団の中から、暴力に訴える輩が出てくることが多い。)

誰もが納得する一つの正義を定義できない以上は、文明社会の運営に資するようなルールを決めて運用するしかありません。
そしてそのルールを決めるために、さまざまな立場の正義を主張する言論の場を使うのです。
それが、数千年以上のプラクティスを経て確立した、法治国家の運営方法なのですよ。


一時期、「なぜ人を殺してはいけないか」みたいな”素朴な質問”に答えるのが難しい的な話が話題になりましたね。
はっきり言って、非常に幼稚で稚拙な議論です。

どんな理由であれ、正当防衛以外の人殺しを容認したら、国家への信任が揺らぎ、社会秩序が保てなくなるからですよ。
北斗の拳みたいな世界になることを望まない人が多いから、「殺人はしてはならない、やったら最悪死刑」というルールを決めているのです。
そして、国家はルールの執行機能を持つことで、「そのルールが守られるという信任」を得るのです。


今回の件で、容疑者の減刑嘆願なども出ているみたいですが、こんな身勝手な情緒に影響されて法を曲げたら、国への信任が揺らぎますよ。
ルールに例外をつくりすぎると、誰も守らなくなります。

そして、情緒に負けて簡単にルールを曲げると思われたら、悪いことや身勝手を実行する輩が世の中には山ほどいるのですよ。

五・一五事件や二・二六事件の失敗を繰り返すわけにはいかんのです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!
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