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リアルポートレートNAGOYA 2022 総括

新年あけましておめでとうございます。

年を跨いでしまいましたが、2022年もリアルポート展に参加させて頂きました。

ありがたいことに、2022年は2021年のPENTAX賞に続きKANIフィルター賞を頂く事とが出来ました。
おかげ様でリアポ名古屋においては、4年連続で賞を頂く事が出来ました。

今回は2021年の反省を踏まえ、以下を念頭に置いて作品作り向き合っていきました。

『撮りたいものを撮り、展示したいものを展示として出し切る』

今回トライしてみたかったこととして、
1.『絵画調』的な作品
2.展示枚数を抑え、大判での展示
3.HASEOフィルターを使った作品  の3点を掲げました。

『絵画調』を意識するにあたって最初に浮かんだのは中世ヨーロッパ的な趣き。『中世ヨーロッパ』で真っ先に思い浮かんだのがマリー・アントワネットでした。なぜこれが浮かんだのかは自分でもわかりませんが・・(;^_^A

展示枚数は1枚もしくは2枚に抑えたかった。
これまで展示は6~7枚程度の枚数が多いもので展示をしていきました。
単純に今までの自分とは違い、少ない枚数で勝負したいというのもありましたが、やはり、限られたスペースの中で存在感を出すためには大きい写真で出したかったというのもあります。
但し、テーマが伝わる作品にしたいのは自分にとって重要。。

で、決まったテーマが

『マリー・アントワネットの憂鬱』
でした。

マリー・アントワネットは18世紀のフランス王妃でフランス革命で幽閉され、後に処刑される人生を歩んだ人物です。
そんな王妃時代の奔放な彼女と革命後の幽閉され憂いに満ちた彼女の対比を作品として表現することにしました。
(あくまで想像を絵にする形です。)

そして完成し展示した作品がこちらです。

モデルさんはリアポ東京2022においてもモデルをお願いしたMewさんです。
(リアポ東京2022については、後日記事にします)
テーマを決めた時点でモデルは彼女一択です。はっきり言って他に考えられる人はいませんでした。

彼女は毎回作品テーマについて真摯に向き合って考えてくれる人です。
今回もテーマ背景から汲み取って、衣装選びからアクセサリー類そして心情に至るまで創り込んでくれました。自分にとっては本当に貴重な存在です。

スタジオは名古屋アンティークスタジオのSHOW-WASO02で行いました。
全体的には暗めのスタジオですが、窓に差し込む光が素晴らしく、明暗差もあるのでHASEOフィルターの効果が一番効果的に発揮されるスタジオでした。実際展示作品でもそうですが、強すぎない光芒が表現出来てたと思います。

展示作品については、絵画調を意識してキャンバス紙でのプリントにしたく、またB1サイズでの展示となるため、名古屋のセントラルアートファクトリーさんに依頼をしました。
初めての外注でしたが、テストプリントの段階で狙い通りの色味だったため、安心して本番プリントを依頼することが出来ました。

今年のリアポ展示は、会期が始まる前から妙にすっきりした気分で迎える事が出来ました。何故なら何にも囚われず、自分のやりたい事のみを考えてそれをやり切ったからです。

会期中、色んな方に興味持って見てもらえました。
足を止めて色々質問してくれる方も多くいました。そしてコメント帳にも過去最高の数のコメントを書いて頂きました。

初めて参加したリアポではほとんど見向きもされず、悔しい思いをしてきて、自分なりに一生懸命勉強して、セミナーにも参加して、色んな展示を見てあの手この手を繰り返しながら4年間しがみついてきました。
リアポ初期の頃からの人に比べたら、自分は全く足元には及びませんが、自分にとっては最高の5回目出展のリアポでした。

去年自分で掲げてた課題
(2021リアポ記事 https://note.com/kotaro_man2016/n/n9e1f07f4bc9b
『是非の初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず』

忘れずに行動して良かったと思います。

最終日、撤収完了してHASEOさんに挨拶させてもらったら、
「素晴らしかった!」と握手してもらえたこと、これが何よりも最高に嬉しかったです。

冒頭にも書いた通り、今回で4年連続で何かしらの賞を頂く事が出来ましたが、毎年、回を重ねるごとに出展作品のレベルが上がっており、正直自分では追いつける自信は今のところ無いです。
多分5年連続は無いでしょう。

しかし本来の展示のあるべき姿は見えた気がします。

如何に自己満足できる作品展示が出来るかどうか。
本当に表現したいものを表現できるかどうか。

2023年も拘らず自分らしい作品展示出来るよう頑張りたいと思います。

2023年はどんな年になるのかな?
今から楽しみです。

主催者であるHASEOさんはじめ、運営の吉川みなさん及びSTAFFの皆様、出展者の皆様、そして御来場くださった皆様、大変有難うございました。
2023年も宜しくお願い致します。

(会期中暇なときに遠目から自分の作品を眺めるのが好きでした(笑))

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