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僕のアーティスト写真について。

ごきげんよう、親愛なる皆様。
今回なんですが、2023年に新しくなりました僕のアーティスト写真について少しお話させていただきます。(少しとか言うてるけど結構長い)
更新したての撮れたて新鮮なアー写です。本人による解説で色々紐解かせてもらいます、ラッキーですね皆様。
最初にこれだけは言っておきます。このアーティスト写真は今の姫野光太郎の内面を体現した一枚です。

例のブツはこちら↓

キャッチコピー:長男坊の秘密の楽しみ

写真に隠された三つの要素

①-“美しい男”への強い憧れ-

僕は昔から美しい男の人が好きでした。クラスメイトが憧れてたような“鍛えてて強そうでワイルドな男”じゃなくて(EXILE系って言った方がいいかな)、“色白で中性的な顔立ちの男”に憧れてたの。デヴィッドボウイとかジャパンのデヴィッドシルヴィアンとか、ジュリーもそうね。もうね、キュンってときめくの。色づいた唇にシャープな輪郭、鼻筋が綺麗な男の人が特に好き。ちなみに“イケメン”とは違いますよ。イケメンは僕、カッコいいと思ったことないから。(どうゆう尖り方)
もともとの自己愛と理想の自分が交差する瞬間ってあるじゃないですか?
その生まれ持ったナルシシズムと理想像の間を行ったり来たりしながら、不器用な手つきでメイクをして、撮影に挑んだわけです。(あの頃の気持ちを思い出して)
カメラマンにはアップ目で撮るようにお願いしました。近い方がインパクトあるし。そして内股中腰で、不敵な目をして。(どこを見てるんでしょうか)
憧れはあるけどまだ距離がある、悶々としながら近づいていく。思い込みだけは激しい。そんな感じ。
まあ変身願望ってやつですね。幼稚園児が「仮面ライダーになりたい!」って言うのと一緒です。

②-思春期は続いている-

このアー写のコンセプトというかテーマになっているのは思春期の野郎です。大人なものに興味が沸いて背伸びばっかりしてた思春期の頃の気持ちを芸術的に再現したかったんですよね。でもまあ、“再現”と言ってもあの頃と比べて変わった点は体の大きさくらいなんですけどね、僕の場合。内面的な部分は一切変わってません。つまり今も思春期です僕、はい。それどころか物心すらついてません。(これは言い過ぎ)
となるとまず背景ですね、ポイントは。僕が選んだ撮影現場です。
僕と同世代の方(僕より年下の人なんて特に)には馴染みがないと思いますがこれ、成人向け自販機です(笑)
僕らの親世代とかは普通に街中にあったんやないかな。
ようはエッチな本やビデオを売ってる自販機。絶滅危惧種なので探すのが大変でした。全国で見てもかなり撤去されてるみたいです。
思春期といえばエロへの興味っすよね!(笑)
もちろん今やとAVはスマホで観るし、エロ本なんて買わないじゃないですか。でも僕がスマホを持ったのは高校入ってからやったし、中学ん時はまだギリギリそうゆう本買ってたんで。グラビアアイドルが載ってる週刊誌とかも。あとDVDで言うとTSUTAYAの18禁ブース。大人に隠れて、こそこそ買ったり借りたりするやつですね。僕はネットのような目に見えない触れられないものより、ちゃんと目の前にあって触れられるものが好きなんです。そうゆうノスタルジー感じるものをバックに撮りたいなと思ってました。あんまり好きな言葉やないけどエモいって感じですかね。スマホ一台で何でも済ませられるのが当たり前な時代になって、こういう触れられるものが遠く感じるんですよ。本とかDVDとか。ちなみに音楽でいうとサブスクもそう。CD・レコードなんか僕の同級生とか誰も買ってないし。つまり便利になりすぎてそういうものが必要とされなくなってきてる気がして寂しいと思う気持ちも含めた写真です。うまくは言えんけど性への興味とノスタルジーって感じかな!(笑)
すみません。少々引かれたかもしれませんが、個人的に思春期の少年が性に目醒める姿は美しいと思います。ちょっと「これってダメなことなのかな、、、」って迷いのある感じ、これは上品なエロです。逆に下品なエロは、いい年こいたオヤジが居酒屋で下ネタを言ってる姿(しかも大声で)です。

③-中二病が治らない-

さっきの思春期の話に繋がるんですけど早い話が僕、中二病なんですよね。(自分で言うのもアレですが)
やから煙草をカッコいいと思う気持ちもずっと変わりません。今となってはいろんな意味で喫煙が日常の一コマになってるんですけど、カッコいいと思い続けているから辞めれないんですよね。まあ言ってしまえば自分の中で煙草はカッコ悪いと思える日が来たら禁煙という行動に走ると思う。ただ一つ勘違いしないでほしいなと思うのは、別にヤンキーに憧れてたわけじゃないということ。僕のこのアー写を見た人のなかには「煙草片手にアー写なんか撮りやがって、いちびってんのか」と思った人もいるかもしれない。それは僕反論しません。そう思われて当然だと思います。あなたの意見を尊重します。でも僕にとって喫煙は美学であり、芸術のうちの一つなんよね。一本取り出して火を付けるしぐさ、か細い指に挟むときの手癖、咥えたときの表情、全てが表現に繋がると思ってます。さっき煙草はカッコいいと言いましたが、それはそういったビジュアル面込みの話です。僕が憧れてきた人達は皆美しく煙草を吸ってた。それこそデヴィッドボウイとかセルジュゲンスブールとか、挙げてったらキリないけど。そういう人達って煙草持ってるだけで絵になるし、生き様まで見えてくるときもある。片手に煙草持っててもヤンチャさとかダサさが一切ない人。僕はそういう人でありたい。でも、まったく絵にならない人も多いんですよね。つまり、煙草吸う人が全員カッコいいということではないということです。誰でも吸ってりゃいいってわけやないのよね。

あとね、単純に“ロックンロール”と“煙草”って深い絆で結ばれてると思う。それこそ思春期の頃なんかは、何か使命的なものを感じました。僕がロックにのめりこんでいったくらいのときに、ジョンレノンが煙草吸ってる映像を観て「俺も早く吸わないと!」って思ったもん。さすがに法律には逆らえなかったけど(笑)
僕ヤンキー的な不良性は嫌いやけど、ロックンロールが持つ不良性は大好きです。やからロックンローラー煙草の組み合わせはずっと大好物。
やけど、酒も煙草もやらず、カロリー計算された食事を摂り毎朝5㎞走るっていうのもロックやと思う。

撮影の日のこと

夜中に撮影するということは前々から決めてました。「こんなダサい学ラン着てられるか!」的な意味合いでスーツに着替え髪を整え、カメラマンの運転で現場近くのコンビニに駐車。ルームミラーを睨みながらファンデーションを叩き、唇を赤く塗りました。写真ではわからんと思うけどラメシャドウも。(シャドウはルナソルを使用)
カメラは使い捨てフィルムカメラを使用しました。

あ、そうそう。基本的に僕、アー写はギターを持って撮りません。(弾き語りしてるくせに)
理由は「弾き語りの人」「音楽やってる人」「シンガーソングライター」っていうイメージが真っ先に伝わっちゃうのが嫌やから。正体不明な感じをどうしても出したいんです。あとは単純にギター持ってない方が身軽やし、色々ポーズを撮りやすいんですよね。
僕、アー写撮影のときはミュージシャンではなく異端児になります(笑)

撮影:Yusei Nishiguchi(Recording Studio Nishiguchi)

姫野光太郎・・・大阪府出身のシンガーソングライター。14歳か15歳の時にギターを弾き始め、18歳のときにはじめてライブハウスに出演。大体この頃から作曲もはじめる。まあなんやかんやありまして今に至る。

↓姫野光太郎のSNSやYouTubeなどは↓

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