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800mという種目について読み解くと...

日本の陸上界で、一番盛り上がっている種目といえば、男女800mだろう。その筆頭的存在が、2人のスーパー高校生である。
800mという種目について、はるみ目線で書いてみました!

1. はじめに…

 皆さんこんにちは、はるみ 煌太郎です。
パリ五輪前に行われた、陸上日本選手権(6月末•新潟開催)。そこで特に話題となったのは、男女800mでしたね。
現役高校生が、シニア選手を倒して優勝する姿に私も感動しました。
※高校陸上を指導している身としても、レベルの高さに驚愕しています笑。

2. 800mとは?

 陸上競技の場合、トラックを2周走った速さを競います。
短距離とは違い、スタンディングスタート(長距離のように立ってスタート)で 150m地点(トラック後方)になると内側で走れます。
現在(24.8.18時点)の日本記録は、
男子:落合晃 - 滋賀学園高(1‘44“80)
女子:久保凛 - 東大阪大敬愛高(1‘59”93)

と波🌊に乗っている2名が保持してます。
※ちなみに、両者2024年に更新しました。

3. 国内800mの現況

 国内の状況としては、多くの選手の場合 高校3年が記録のピークとなる事がほとんどです。実際、オリンピック(記録の突破+選考会優勝か世界ランキングで出場可)や世界陸上には長らく出場していません。
 このような状況になったのは、全ての高校生アスリートが目指す「インターハイ」があるからなんです。<高校野球は甲子園・他の競技はインターハイ>のように、選手は 是が非でもその大会の頂点へ向かって練習に励んでいるのです。
 実際、陸上でシニアの選手よりも高校生の方が 練習の質が高いと言われるのは↑があるからです。
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練習の質を決めるのは、選手の気持ちだと思っています。そして 選手の気持ちを決めるのは、モチベーションの有無とも思っています。陸上競技(他でも言えますが)においては、練習が結果を生むという事なのでモチベーションの有無=記録の相関関係が生まれてくるのです。

4. 800m“最強コンビ”について

①女子800m
久保 凛選手(東大阪大敬愛高•3年)
→日本記録保持者っす
 日本記録を出したのは、規模の小さめな記録会だそうです。他競技で言うと、練習試合のようなもので日本記録を出したようなものです。
※久保建英(サッカーの凄い人)のいとこ。

②男子800m
落合 晃選手(滋賀学園高・3年)
→こちらも日本記録保持者っす笑
 日本選手権では優勝出来たにも関わらず、トラックを叩きつける程の悔しさを披露。その甲斐あってか、福岡IHでは日本新記録&2連覇+中距離競技会で600mの日本新記録も叩き出していました!
 監督曰く、落合選手は100m11秒台(中距離選手の中ではトップクラス)であり、主にスタミナをつける練習(主にjogメイン=冬場は1日25km走ったらしい)をしているそうです。また、体幹もしっかりとしていて、ぐんぐん前へ前へ推進力のある走りに繋がっているそうですね。
※ごめんなさい、800m(福岡IH決勝)の動画がありませんでした。見つけた方、コメントにお書き下さい。

5. 800mの魅力

 800mは、陸上競技の中で一番駆け引きが激しい競技です。それだけ観ている方も、楽しいと感じる!と思います。
是非一度、YouTubeでも生でもご覧になってはいかがですか? ※生の方が臨場感がありますよ!

 ここまで、ダラダラと書いてみましたが、800mについてお分かり頂けたでしょうか?
8月下旬~、U20世界選手権が行われます!要注目ですね!!

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