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【ビール選びが楽しくなる!】ABV・IBU・SRMって?知っていると便利な数字を解説します!

こんにちは!光太郎です。

クラフトビールを選ぶ際、「ABV・IBU・SRM」と書かれた文字と、それを表す数字を目にすることがありませんか?

とくにビアパブでクラフトビールを飲んだことがある方ならよくわかると思いますが、ビールの解説の前後にこれらの数字が並んでいることがありますよね。

実はこれらの数字はビールのキャラクター(特徴・個性)を知る上でとても大事なものだったんです。

ぜひ今回の記事で内容を理解しておいてください!
きっとクラフトビールを選ぶのが楽しくなるはず(^^)
この記事では、

  • ABV・IBU・SRMという単語の意味

  • 実際のビアスタイル(またはビール)での数値の比較

について書かれています。
ビールのウンチクを知ることができますよ♪


ABV・IBU・SRMはビールの個性を表す数字

今回のテーマである「ABV・IBU・SRM」といった単語ですが、これらを一言で表すと【ビールの個性を表すものである】と言えるでしょう。
最初の方でも同じことを言いましたね(^^;

ご存知の通り、クラフトビールはその多様なビアスタイルによる個性が魅力の1つです。
また、同じビアスタイルでも見た目や味、香りなど全てが違っていますよね。

これら3つの単語は、こうしたビールの個性を数字で表しているんです。

次から1つずつ、単語の意味といくつかのビアスタイルを例にして解説していきます。

ラベルに書かれた情報を読んでみると色々発見がある(^^)

ABVとは「アルコール度数」のこと

AVBは「Alcohol By Volume」のことで、馴染みのある言葉で表すと「アルコール度数」となります。
単位は%で表していますね。

単純に数字が大きいほどアルコール度数が高く、酔いやすいということになります。

例として、500ml の缶ビールでAVB5%だとすると、25ml がアルコール分という計算になります。

余談ですが、アルコールの比率は水より軽いので、おおむね0.8倍すれば重さがわかるようです。
この場合は、25ml × 0.8 = 20ml 。
水の重さは 1ml で約1グラムなので、アルコールの重さは 20 グラム程度と考えられます。

ABVに関しては難しい説明は必要ありませんね(^^)

一般的なビアスタイルによるABVの違い

ビアスタイルごとにABVはある程度決まっています。
ここでは比較的良く見かけるビアスタイル5つを例に、箇条書きにしてみますね。


  • ピルスナー 4〜5%

  • ベルジャンホワイト 4〜5%

  • ペールエール 4〜6%

  • IPA 5〜7%

  • スタウト 4〜6%

※ビールによって上記のABVは多少上下しますので、参考程度にどうぞ(^^)


ベルギーのビールは全体的にABVが高い傾向です。

IBUは「苦味の強さ」のこと

IBUは「International Bitterness Units」の略で、直訳すると「国際苦味単位」となります。

要するに、どれくらい苦いのかを数字で表したもので、数字が大きいと苦いという意味です。
ちなみに苦さを感じる主成分は主原料のホップなので、IBUはホップの苦味を表しているとも言えます。

このビールのIBUは60ですね。(IPAです)

「苦い」という味覚の感じ方・捉え方は人それぞれな部分がありますが、一般的に【ピルスナーよりペールエールの方が苦い(IBUの数字が大きい)】となります。

ビールが苦手な方はこのIBUが関係しているかも。
もしそういった方と一緒にクラフトビールを飲む機会があれば、IBUの小さいビールを選んであげてください。
きっと今までのビールと違った感想を述べてくれるはずです(^^)

特に「ビール=大手ビール会社のビール」と思い込んでいる方に効果的じゃないでしょうか!

代表的なビールごとのIBUの違い


IBUはビールによってある程度上下するものの、方向性は同じです。
代表的なビールを例に、IBUの数字を箇条書きにしてみます。


  • アサヒスーパードライ
    →ジャーマンピルスナー IBU 16

  • 水曜日の猫
    →ウィートエール IBU 37

  • インドの青鬼 
    →IPA IBU 56

  • ギネス 
    →スタウト IBU 45


有名どころのビールを例として書きました。

これらの数字を見て「スーパードライが16くらいの苦味か・・・」のように、参考にしてもらうといいと思います(^^)

あくまで「苦味」だけを表していますので、そのビールの味全体の好き嫌いはあると思います!

SRMは「見た目の色味」のこと

SRMは「Standard Reference Method」の略で、直訳すると「標準参照法」となります。
これだけでは何のことかよくわかりませんよね。

実は、ビールの色味に関する数値のことなんです。

数字が大きいほど色の濃いビールということ。
つまり、ピルスナーなどのクリアな色味は数値が小さく、スタウトなどの黒色に近いほど数値が大きくなります。

有名なギネスは真っ黒な「スタウト」というビアスタイル。

ビアスタイルによるSRMの違い

SRMはビール単体でも変わりますが、基本的にビアスタイルで大別できます。
以下に4つのビアスタイルごとのSMRの数値を箇条書きいたします。


  • ジャーマンピルスナー SRM 3〜4

  • ペールエール SRM 5〜14

  • ポーター SRM 20〜35

  • スタウト SRM 40〜


実は色味を測る数値には2種類あります。
SRMとEBC(European Brewery Convention)です。

読んで字の如く、EBCはヨーロッパ基準の数値。
例えば上に挙げたスタウトだと、SRMは40〜となっていますが、EBCは79となります。

どちらも同じ色味を表す数字ですが、数字そのものは全然違いますね。
よく見るのはSRMの方ですが、別の表示方法もあるということを知っておくといいですね!

このビールはEBC表記で、「13」となっています。
実際の色味はこれくらい。(背景が赤色なのでやや濃い色になってます)

味覚は個人差があるので絶対ではない

以上の3種類について解説いたしましたが、ここで大切なことをお伝えします。

定量的に表すために数字をつけるのは大事なのですが、人間の味覚は簡単にはできていません。

同じものを口にしても、美味しいという人も不味いという人もいるように、その人の個人差がありますね。
また、同じ人でもその日の体調や気分によって味の感覚は変わります。

「IBUが大きいから絶対に苦い」というわけではないのでご注意ください(^^)

まぁIBU60のIPAは苦いですけどね(^^)

「味の相場」がわかるとビール選びの参考になる

以上、ABV・IBU・SRMというビール選びのヒントになる3つの単語について解説いたしました。

ABVは「Alcohol By Volume」の略で、直訳すると「アルコール度数」のこと。
数字が大きい方がアルコール度数が高く、酔いやすいビールということになります。

IBUは「International Bitterness Units」の略で、直訳すると「国際苦味単位」
つまりビールの苦さを表します。

SRMは「Standard Reference Method」の略で、「標準参照法」と訳せます。
これはビールの色味を表すもので、数字が大きいほど色の濃いビールということになります。

これらの数字の意味と、ビアスタイルごとの大まかな相場がわかれば、初めて飲むビールを選ぶ際の参考になるでしょう。
ビアパブへ行く時もすごく役立つと思いますよ(^^)

この記事がクラフトビール選びの助けになっていれば幸いです。


ビアパブのメニューを「読める」ようになる日は近いですね!

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