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実務経験豊富なデザイナーが教える仕事の極意

今年の1月に新しく入社したデザイナーがいる。その方は、自分より1つ年下だが、UI制作会社で3年の実務経験を積んでいる。入社してからの活躍は目覚ましく、施策をどんどん完了させている。
その人と自分は何が違うのか、直接本人に聞いて参考になった部分を整理してみる。

体験定義

まず「誰に何を提供したいのか」を明確に言語化する。そのためには、可能な限り定量的なデータを活用する。施策の規模によっては、成功体験が複数になることもある。例えば、アプリのホーム画面の改修では、抽象度が高いので成功体験は複数存在することが予想できる。ここで大事なのは、成功するデザインの定義を抜け漏れなく洗い出しできていること。

定義した中で複数案の解決策を用意する

目指す体験を明確にしたら、それを満たすためのUIのアプローチを考える。ここでは、アイデアを広げる発散的思考が求められる。発散と収束を同時に行わないよう注意し、自分では不適切と思う選択肢も積極的に検討する姿勢が重要。

標準的なデザインを使う

複数のアプローチを具体化する際、他社サービスでよく使われるUIを使う。標準的なデザインを活用することで、ユーザーにとって馴染み深く使いやすいデザインを実現できる。UIは創造よりも「探す」ことを心掛ける。

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