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【落ちる】

落ちた時にしか書けない言葉があると思うから書けるうちに書いとく。
もう読みやすさとかどうでもいい。
浮かぶままに書いていく。
ありのままを、晒していく。

自分は何をしているんだ。
26歳にもなっていつまでもフラフラして、何も頑張れず、何者にもなれず、大して何も積み重ねず、優しくもなれず、誰かを心底愛したこともなく、自分は一体何なんだ。

こんなに惨めな気持ちを繰り返すのは初めてかもしれない。

オーストラリアに来て約3ヶ月、ただただ負債を作ってもうすぐ日本に帰る。
他の人が普通にしていることが自分にはできない。
他の人が楽しそうにしているのに、なんなんだ自分のこの状況と惨めな気持ちは。

もちろんわかっている。
運とタイミングが悪いというのももちろんあったかもしれないが、8割9割は自分が悪い。

エネルギーがない。
勢いがない。
頑張れない。
性格が悪い。
情けない。

帰国に対しての気持ちは落ち着いたと思っていた。
それでもやはり、日本を出る時に背中を押してくれた人や応援してくれた人たちに合わせる顔がない。
情けない。
あまりにも弱い。

それでもここに残りたいとは思わない。
ホームシックってものが理解できなかったが、今はとにかく日本の蒸し暑い夏と鮮やかな緑が恋しくてたまらない。

今の自分のモチベーションと、そもそもの性格特性と、自分が望むものと、それらとこのワーホリは合っていなかった気はしている。
海外での日常は全然ワクワクしなかった。
どこにいたって日常は日常だった。
自分が広がっている、肥やしになっている感覚も全然なかった。
少なくとも、稼ぎにくる、というモチベーションで自分は来るべきではなかった。

海外との付き合い方、ワーホリの捉え方ややり方、人との出会い、英語学習のきっかけ、心と向き合う時間、深まった日本への愛、、、
確かに得たものはあった。

しかしこれらの感覚すら、自分を守ろうとする言い訳なのか、本心なのか、区別がつかない。
こんな自分が、この先まともに生きていけるのか。
生きていくのが怖い。


生きていていいのだろうか。


はい。落ち切った。
ここから逆転を試みる。

26歳の人間はフラフラしていてはいけない。
頑張らなければいけない。
何者かにならなければいけない。
何かを積み重ねなければいけない。
優しくなければいけない。
誰かを心底愛さなければいけない。
他の人が普通にできていることを、自分もできなければいけない。

本当にそうか?
これを自分に押し付けてしまうということは、僕は人にこれを押し付けてしまう。

自分は何が嫌なんだ。
なんでこんなに病んでる。

わからん。

とりあえず強度のストレスを受けた期間が長かった。
もうまともに自分のことを把握することもできない。

生きているだけでありがたい。
どんな天気だって楽しい。
この世の全てが美しい。

そんな命の原点のような状態でありたいのに、どんどん遠ざかる。
僕はどう生きたいんだろう。
「大好きな土地で大切な人たちと、四季に耳を澄ませながら大地を耕す」
そんな暮らしに焦がれる思いが、日に日に増していく。

誰かのためになりたい。
他の命を力づける命でありたい。
自分が生きていていいっていう確信が欲しい。

南阿蘇を離れて1年半、たったの1年半だが、かつてないほど移動し続けた1年半だった。
もう疲れてしまった。
1箇所でゆっくり、少しずつでいいから日々を積み重ねていく、そんな暮らしがしたい。

今年の年末にピースボートに乗る。
そのためには、いかんせんお金がいる。
だから今年はゆっくり、というわけにもいかない。

7月から奥飛騨で住み込みバイト。
大丈夫かなあ。
リゾバにもそんなにいい思い出がない。

はあ。
なにやっても、どこ行ってもダメな自分。
また落ちてきた。

ただただ思考と感情を垂れ流してみた。

どうか未来の自分が、この文章を見て笑える自分でありますように。
誰か自分と同じような気持ちの人が、ひとりじゃないんだと感じられますように。


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