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【現在地報告】※書いたの1年前です

※1年前に書いた文章ですが、自分の中で大切な文章なのでnoteにも載せます。

目の前が、まっ白だった。

3ヶ月前の話。

その頃私は上高地でリゾートバイトとして働いていた。
しかし、お金のために自分と自分の人生をすり減らすことに我慢ならなかった。

誰もが憧れる美しい景色に抱かれながら、病んだ。

その頃すでに、お金のために生きることができない体になっていた。
その直前まで「これこそが我が道」と熱を燃やしていたコーチングも、職業としてのコーチはお金のためになろうとしていたことに気づいて愕然とした。

その後3ヶ月ほど、社会に自分の居場所がないような感覚で生きてきた。

人生で初めてニートにもなった。
まさか自分がニートになろうとは、子どもの頃の自分は思ってもみなかった。

どう生きていいかわからなくなった。

目の前が、まっ白だった。
苦しかった。

そんな中長野に来た。

冷たい風に色を染めたりんごの葉が揺れる。

今自分の目の前に広がる白は、3ヶ月前目の前に広がった白とは、同じようで全く別のものになっていた。

それはまるでりんごの葉のように、同じものでも裏おもて。

かつて岡本太郎は言った。

「金と名誉を拒否したところに、人間のほんとうの出発点がある。」

そうか。

これがスタートラインだったか。

ここからこのまっ白に描いていけばいいのか。

やっと、この数ヶ月に意味ができた。

お金にとらわれないまっさらな自分で、生きることを通して表現していきたい。

岡本太郎はこうも言っている。

「生活にはさまざまの条件がある。
ある程度それに順応しながら、一方では純粋に孤独に己を貫くことができる。
相対的と絶対的の矛盾の中に、己を生かしてゆくのが本当の人間だよ。」

今私は、お金のために1ミリも自分の時間を使いたくないというほど極端な価値観ではない。

一度極端に振れて、ちょうどいいところに落ち着いてきた。

「一度極端に振れる」ということ、これはとても大事なんじゃないかと思う。

世界の方は大して変わらないが、世界を見る私の目が少し変われば世界は大きく変わる。

書きたいことが色々ありすぎてまとまらない。
結局何が言いたいんだ、て自分でもなっているのでしめます。
いま私、どん底からイイ感じに上がってきました。

やっと人間として出発点に立てた。

今後の自分に期待大。

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