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再現性を出す仕組み

 こんばんは、小谷田です。今日は再現性を出す仕組みについてお話しします。

再現性とは?

 再現すること、繰り返すことができること、です。良く「成功を再現させるには?」「それって再現性あるの?」などと言ったりします。良いことは再現させる、これが自分にとって、組織にとって良いという考え方ですね。良いことを何回も、そして誰でも繰り返すことができるようになれば、個人・組織としての成長が望める、そう言うわけです。

シェアだけでは再現の輪は広がらない

 例えば、「よし、この前のプレゼン上手く行った。理由は〇〇で再現性もある。なのでこれをみんなにシェアしよう」と言うことでシェアしたとします。にも関わらず〇〇が実行されず再現の輪が広がっていかないということがあるんですね。再現性はあることなのにどうしてでしょうか?

答え:仕組みがないから

 仕組みがあるないでみんなが実行できるかできないか変わってきます。ちなみに仕組み=メンバーみんなが認識しているもの、の定義です。

 仕組みがない場合、「そもそも〇〇を使う必要がない」ということで使わない人も出てきます。そしてある人が〇〇を使ってくれたとしても、全員が使うようになっていないので、「何だ、自分だけ〇〇実行しても意味ないじゃん」ということになりがちです。

 もちろん、少数の人が使ってくれるだけでも大きな前進であると思います。しかし折角であれば全員が使って組織として大きくなっていく方が価値提供の度合いは大きく、それを目指すのが世のためです。

では、仕組みとは?

 本題の仕組みについてです。みんなに負担なく、自然と全員が〇〇を使うような仕組みが作れるのがベストだと思います。ここが肝です。

 一点注意なのは『決めだけだと仕組みにならない』と言うことです。「〇〇を使いましょう」という決めだけでは実行主体が本人になりますので、実行するしないが本人の裁量によってしまいます。また単純に忘れてしまってできない、という場合もあります。忘れてても〇〇をするようになる、そのような仕組みの構築が必要です。

例え話

 仮に「会議の前にアジェンダをシェアしておくと会議の効率が上がる」という再現性があったとします(実際そうですよね)。それを「会議の前にアジェンダをシェアしましょうね〜」という決めだけでは、上述の通り実行しないという可能性が生まれてしまいます。

 それを避けるために、例えば「会議招集のカレンダーにはアジェンダを貼り付けて招集する。アジェンダのない会議は開催しない」というように『アジェンダがないと会議が開催されない』という仕組みにしてしまえば、アジェンダが事前にシェアされる再現性をグンと高めることができると思います。

改めて、仕組み化とは

 上記のイメージで「〇〇しないと物事が進まない」というようなところまで立てつける、これが仕組み化であると考えます。

 奥が深いですよね。

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