![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109849753/rectangle_large_type_2_c203cd3b09ea8ccdc39340f28ce49470.png?width=1200)
【環境考コラム】マイ容器ブーム到来 / 森創る民のささやき
「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2011年2月20日)とその追記記事です。
#127 【環境考コラム】マイ容器ブーム到来
2022年、食事や買い物にマイ容器(コンテナ)を持参する姿が一般的に。
2000年代より、カフェなどで持参したカップに
飲み物を入れてもらう「マイカップ」の仕組みがありました。
使い捨て容器で提供している飲食店等へ、
飲み物以外にも、フード等にも
自分のお皿「マイディッシュ」を持参する動きが始まりました。
その持参者には割引制度が出始めたのも、大きな追い風でした。
当初は、アウトドア系しかなかった容器も、
携帯性が優れ、色やデザインなどファッション性の高いものが多く出てきました。
マイ容器での飲食を、
店内ではなく、店外で食事する人たちが増え、
そのような飲食スポットが街中で一般化してきました。
一方、食料品店等でも、買い物客は容器を持参し、
食材を入れて行く、といったことが始まっていました。
店舗側も、液体調味料、飲料や食材を
パッケージしない形態で売り始めました。
「マイバッグ」同様に、容器持参者への割引制度があり、
また量り売り等で必要な量だけ買えることもあり、
この売り方が支持されました。
従来、ペットボトル・食品トレー・牛乳パック等の
リサイクルを行っていましたが、
回収・分別コスト等の見えない手間・コストが発生していたことも事実で、
それならば最初から、使い捨て容器を使わない方がいい、
といった本質に世の中が気づいたのも、このブームの背景にありました。
上内容は、2011年のときに、生活にかかわる「環境・エネルギー・自然」のテーマで近未来(2022年頃)において、こんな社会になると、いいだろうな、面白いだろうな、と想像して書いたものです。
最近ですと、「マイ容器」というわけではないですが、Loopのようなリユース容器も出てきて、食品以外にも使えるようになってきています。
考えてみれば、日本では、江戸時代とかでも日本酒なんかも量り売りしていたし、ビール瓶もリユースで使っていた時代がありました。いつのまにか、そういう風土が弱まり、使い捨て容器の時代となりました。
そういう意味では、原点回帰のような感じです。
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28442296/profile_7c87672045bc74323bb9b2a0eaf852a5.jpg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
森を創る民のささやき
2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…