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【環境考コラム】マイ容器ブーム到来 / 森創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2011年2月20日)とその追記記事です。

#127 【環境考コラム】マイ容器ブーム到来

2022年、食事や買い物にマイ容器(コンテナ)を持参する姿が一般的に。

2000年代より、カフェなどで持参したカップに
飲み物を入れてもらう「マイカップ」の仕組みがありました。

使い捨て容器で提供している飲食店等へ、
飲み物以外にも、フード等にも
自分のお皿「マイディッシュ」を持参する動きが始まりました。
その持参者には割引制度が出始めたのも、大きな追い風でした。

当初は、アウトドア系しかなかった容器も、
携帯性が優れ、色やデザインなどファッション性の高いものが多く出てきました。

マイ容器での飲食を、
店内ではなく、店外で食事する人たちが増え、
そのような飲食スポットが街中で一般化してきました。

一方、食料品店等でも、買い物客は容器を持参し、
食材を入れて行く、といったことが始まっていました。
店舗側も、液体調味料、飲料や食材を
パッケージしない形態で売り始めました。
「マイバッグ」同様に、容器持参者への割引制度があり、
また量り売り等で必要な量だけ買えることもあり、
この売り方が支持されました。

従来、ペットボトル・食品トレー・牛乳パック等の
リサイクルを行っていましたが、
回収・分別コスト等の見えない手間・コストが発生していたことも事実で、
それならば最初から、使い捨て容器を使わない方がいい、
といった本質に世の中が気づいたのも、このブームの背景にありました。

森を創る民のささやき February 20 2011

上内容は、2011年のときに、生活にかかわる「環境・エネルギー・自然」のテーマで近未来(2022年頃)において、こんな社会になると、いいだろうな、面白いだろうな、と想像して書いたものです。

最近ですと、「マイ容器」というわけではないですが、Loopのようなリユース容器も出てきて、食品以外にも使えるようになってきています。

考えてみれば、日本では、江戸時代とかでも日本酒なんかも量り売りしていたし、ビール瓶もリユースで使っていた時代がありました。いつのまにか、そういう風土が弱まり、使い捨て容器の時代となりました。

そういう意味では、原点回帰のような感じです。

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2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…

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