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組織の生産性 | 森を創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2008年10月17日)とその追記記事です。

#62 組織の生産性

以前、メンバーを新規に外部から集め、
一定レベルのスキルまでに持っていき、
チームを組成し、業務にあたらせる、という
期間が約半年のサイクル的なプロジェクトを
数年間行っていたことがありました。

その時、
「軍隊での新人教育」
を、参考にいろいろまねしたことがあります。
最近、その生産性を、改めて関心しています。

軍隊では、
基本的に、どのような人でも一定スキルを持たせ、落ちこぼれを作らない、
という短期訓練を行い、
(昨年ぐらい、話題のあった「ブートキャンプ」は、その一つですが)
皆で共通の目標を完遂するという目的意識を持つようにします。

会社等のいろいろ組織で、
そのような人材育成手段を持ちたいと思っているのではないでしょうか。

まだ完全ではありませんが、
業務プロセスの細分化、数値化による管理を行い、
人材育成と組織目標を同一しようという試みを行っています。
業務開始して約2か月が経ち、最初の四半期が終わろうとしています。
その結果がだいぶ見えてきて、
結果をもとに、修正を行う点、継続する点等を対応していきます。

森を創る民のささやき October 17 2008

人材育成能力は、企業価値の一つだと思います。

マーケティング力を鍛えさせる某外資系会社や、
営業力を鍛えさせる某日本企業など、
そういう人材を作り出すことに定評のある企業があります。

そういう組織出身の人が独立したりして、本やコンサルなどを行うことがありますが、その母体の組織は、その人が抜けたから業績がガタ落ちになって困るということはなく、次から次へと能力者を輩出でき、抜けた分は補充できることの現れでしょうか。

以前、某外資系のマーケティング研修に参加したことがありますが、
その内容は、よくできていて、
研修を通じて思考や行動を身につけられる内容になっていました。

なかなかそういう研修や訓練は、小さな企業では難しい。

中小企業ですと、なかなか、そういう人材育成を行うことができず、
その分野にたけた人が抜けると、業績等に大いに影響があることがあります。

新人教育で学ぶビジネスマナーももちろん重要ですが、
企業や、ビジネスパーソンが生き残るための能力訓練を行えることの方が、
もっと重要だと思います。

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2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…