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Anthony Rapp's 「WITHOUT YOU」 Japan Tour 2024

ブロードウェイのミュージカル「Rent」で主演したアンソニー・ラップが、自身の生涯を振り返る一人ミュージカル「Without You」を鑑賞しました。

この舞台では、Rentの作者であるジョナサン・ラーソンとの出会い、ブロードウェイ公演が目前に迫った時に突然訪れたラーソンの死、そしてRentが大成功を収めるまでの波乱に満ちたストーリーが綴られます。さらに、その裏で自身の母親が入院した時の心情なども語ります。

ミュージカル「Rent」は見たことがなく、代表的な劇中歌「Seasons of Love」の触り部分である

Five hundred twenty five thousand six hundred minutes
How do you measure, measure a year

(52万5600分。
 1年を、どうやって測ればいいだろう)

を聞いたことがある程度。今回の舞台を見る前に、映画版「Rent」を鑑賞してみる。現代より少し前、同性愛やHIVをテーマにNYを舞台にした内容で、スピード感のある展開で進んでいく。「Seasons of Love」以外にも、印象的な劇中歌が多い。

「Rent」を見た上で、この「Without You」を見ると、なかなか感動的になる。この「Without You」は、一人芝居なので、シンプルな舞台なのですが、アンソニー・ラップが一人で「Rent」の劇中の名曲を歌い上げる場面があり、それを聞くと、「Rent」のその場面が頭の中に蘇り、心情的になる。会場では、シクシクという音が聞こえ、同じような感じの人がけっこういました。

アンソニー・ラップの歌声が響き渡る中で、「Rent」のストーリーと併せて、アンソニー・ラップの人生の喜びや悲しみが重なり、感動的な舞台に。

今後は、舞台の「Rent」を見に行きたいと思った。