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【環境考コラム】 「東京で稼ぎ、地方で暮らす」ライフスタイル / 森を創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2011年3月21日)とその追記記事です。

#128 【環境考コラム】「東京で稼ぎ、地方で暮らす」ライフスタイル

2022年、日本で都市圏・地方を住み分ける、「東京で稼ぎ、地方で暮らす」ようなスタイルが一般的に。

従来、東京等の都市圏で働く人は、その周辺圏内に住むことが当たり前でした。

それが今や、普段は地方に住み、業務上必要な場合に、例えば週に2日程度、東京等の都市圏に出社する、そのような働き方が一般的となりました。
また、自治体・企業等もそのような働き方を積極的に推奨しました。

その背景には、
・都市圏に労働力が集中することの会社リスクの低減。
・ワークシェアリングを目的とした一人当たりの労働日の削減。週5日から週3日程度に。
・クラウド等のITシステムの進化で、会社外から業務が可能に。
といったことがありました。

こうして、都市圏に集中していた人、モノ、お金、情報なども地方への分散が始まりました。

例えば、自然に近いところに人が多くなり、山、川、海といったアウトドアスポーツが盛んになりました。
それ以外にも、人が多くなることで新たな雇用が生まれるなど、地方の活性化が進む要因となりました。

また、生活者は、都市圏でなかなか難しかった、
・自然を感じやすい環境
・広さのある住まい
・自然に近い、子供の遊び場
・自宅農園
などを、簡単に実現できるようになりました。

こうして、「夏は北海道、冬は沖縄に住む」などといったスタイルも珍しくなくなり、自然と楽しんで住むというのが一般的となりました。

森を創る民のささやき March 21 2011

10年ぐらい前に書いた記事。
ここ2-3年の社会的な問題で、結果的には、記事に書いたような展開が、世の中に生まれました。

そういうライフスタイルが、一時的ではなく、恒久的に社会に定着するかどうかという点が、重要だと思います。

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2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…