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外人に優しくないsuica

先日、JRの在来線に乗り、グルーン席に座っていると、通路を挟んだ反対側の座席に、男女二人組の乗客が座ってきました。座ると、座席の前に「上の読み取り部にsuicaをかざしてください」という表示を見て、座席の上ある、「グリーン券情報読み取り部」にスマホをかざしているが、なかなかランプが「赤」から「緑」(座ってOK)にならない。どうも、事前に、スマホでグリーン券を購入していない模様。

話しかけると、この二人組は日本人ではなく、中国方面から来られた旅客。スマホには、walletにsuicaが入っていて、それなりの金額がチャージされてはいる状態でした。

「この席は、グリーン券が必要で、suicaアプリから買えるよ」と英語で説明すると、スマホと向き合い、suicaアプリをインストールし始める。しばらくすると、話しかけられ、どうもうまくいっていないみたい。suicaアプリはインストールできたようだけど、グリーン券の購入は、suicaの会員登録をしないとできなく、その会員登録でつまづいているみたいです。

suicaアプリを改めて見ると、このアプリって、日本語表示しかなく、英語表示すらない。この二人組は、会員登録画面をスクリーンショットでとって、項目に何を入力すればいいのかを、翻訳アプリにかけて、登録作業をしたみたいです。恐れ入ります。

代わりに登録作業をやってみたけど、たしかに、途中で止まってしまう。認証コードがメールで届くところまで行くけど、なぜかその先に進めない。名前の欄などに日本語コード以外の入力があると、止まってしまうのだろうか?

結局、通りがかった車掌さんを呼び止めて、「この二人、〇〇〜〇〇区間のグリーン券がほしいようです」と伝えて、紙のグリーン券を買っていただきました。

それからしばらくすると、二人組にまた呼びかけられて、「いろいろと助けてもらったので、お礼をしたい」と紙封筒のようなものが出てきた。大したことしていないし、「いらないよ」と言い、もらうのは断ったんですが、一体いくら包まれていたんだろう?少し前に硬貨の音がしたから数百円か、あるいはもっと入っていたのかなぁ?