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オバマ前大統領が読んできた本 | 今週気になったトピックス


この記事を読んで、とくに印象深かったのが、

任期中でも、小説をたまに読むのが大事な理由はそこにあるね。毎日読むのは、ほとんどが報告書、覚え書き、提案書のたぐいだったから。脳の分析的な側面ばかり使っていると、フィクションの詩的側面だけでなく、深みまでも見失うことがあるからね。
──宇宙の運命についての話でしたね。
そう、視野がとても大きかった。だから読むのがとても楽しかった。だって、毎日の議会との問題がとても取るに足らないこと、心配するほどのことでもないように思えるんだから。なにせエイリアンが攻めてこようとしているんだよ(笑)。
この仕事はとても孤独になることがある。だからときどき、歴史を飛び越えて、似たような孤独を味わった仲間を見つけなければならないんだ。チャーチルは名文家だよ。私は(セオドア・)テディ・ルーズベルトのものを読むのも大好きだった。彼はこんなに大きくて、並外れた人物だったんだ。

という点。

判断を迫られる際に本の内容を追体験したり、今の状況は本の世界と比べれば些細なことと理解したり、という、読書で得られる効用をあらためて発見しました。

まさに、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ということだと思います。


また、オバマ前大統領は、弁護士から政治家に変わる時期に、まだまだ貧しく、本を出版して収入を得ていた、というエピソードを読んだことがあります。

スピーチはじめ文章創造力が高い方と思っていたら、この記事を読んで、やはりそうなんだ、ということを再確認しました。取り上げられた本のいくつかは実際に読んでみようと、手配してみたりしています。


上とは全く異なる内容ですが、オバマ前大統領といえば、以前読んだ記事で、こんな内容のものもあります。「決断疲れ」を避けるため、ルーティンにできるものはルーティンにして、着る服がパターン化してしまった、という話。