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再現力が半端なかった、「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸 展」

東京都現代美術館で会期中の井上泰幸展を鑑賞してきました。

井上泰幸氏は、円谷英二の右腕として、数々の大作の特撮映画美術監督。

会場内に展示されている、数々のミニチュアを見て、
怪獣に壊されることがわかっていて、画面に映ることがないような、細かいところにも、リアルに再現する、そのこだわりがスゴイと感じました。

ミニチュアの制作に至るまでに、対象物について、いろいろと情報を収集し、それをノートに一つ一つ記録するという。そのノートも展示されていて、圧倒されました。

今の映画で多用されるCGは、
本物と間違うぐらいのリアル度でスゴイのですが、
CGがない時代に、日本の特撮も知恵を絞ってすばらしいモノを作り出していたんだなぁと思い知りました。