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0点の悪夢

先日、おそろしい夢をみた。

いま、学生でもないし
何か資格試験の勉強をしているわけでもない。

それなのに、国語のテストで0点をとるという夢をみた。


国語で0点をとることなんてなかなかない。
苦手な数学ならともかく…。

なぜ0点をとったのだろう。
夢のなかの私は落ち着いていた。

もしかして解答欄を間違えたのかな?などと分析しているところで目が覚めた。

なにかに強いストレスを感じると、嫌な夢を見ることがある。

しかもわたしの夢はわりとリアル。

会社に遅刻するとか、苦手な同僚にキレられるとか、会議の資料のデータが飛ぶとか…

そんな現実に起こりそうなことばかり。

今回は何が原因だったのか。
テスト、には、思い当たる節がある。

0点の夢を見る数日前のこと。

コンビニのコピー機でテストの答案用紙と成績表を拾った。
コピーしたのか、ネットプリントしたのか。
プリントしたものが出てくるところに置き忘れてあった。

個人情報…と思いながらも点数をチラ見してしまった。
英語が98点!すごい!
総合成績もなかなかの点数。

忘れたことに気が付きますようにと願いながら、そっとレジへ届けた。
見ちゃってごめんね、見知らぬ人。

そのコンビニでは1か月くらい前に免許証の忘れ物を拾ったばかり。

以前は楽譜の忘れ物も拾ったことがある。

コンビニコピー機を使うみなさん!忘れ物には気をつけて!!!

私も気をつけよう。


もしかしたら、テスト拾得のインパクトが強すぎて、テストの夢をみたのかもしれない。

テストを拾ったときに思い出したことがある。

中学1年生のとき、国語のテストで99点をとったことがあった。
その日の私はミラクルかと思うくらい調子が良かった。

これはいけるかも!

ところが返却されたテストを見てがっかり。
99点!まさかの!
いや、99点でも充分うれしいのだけど。

中学のテストは、先生たちがあの手この手で100点をとらせないようにしてくる、と聞いたことがあった。

絶妙に100点が取りづらい難しさの問題にしているらしい。

そう言われると、いつもダントツ学年トップの子でも100点をとることはほぼなかったように思う。

私の減点の理由は、回答文のなかの漢字の書き間違いだった。解答そのものを間違えたわけではない。おっちょこちょいにもほどがある。

そんな、漢字の書き間違いのせいで、私は二度と訪れないかもしれない100点チャンスを逃した。

先生も、この子かドジで良かったなぁと思ったことだろう。悔しい…
それくらい見逃して欲しいところだ。

そんなテストへの恨みが、時を越えて、テストを拾うという出来事を経て、私に0点の悪夢をもたらしたのかもしれない。

いま私が学生だったら、0点のショックから立ち直れなかったかもしれない。
その程度には、中学生の私は今よりは繊細だったと思う。

いま、私は学生ではないし、試験に追われているわけでもない。

夢で0点をとっても、0点だって!!なぜ!?
むしろ原因が気になるぜ!わくわく!
と、冷静に受け止められるくらいには大人に(?)なった。

そしていま、国語のテストで0点をとったところで私の人生にはなんら影響ない。


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