エンジニア(回路設計)は苦労のわりに報われないと感じた理由

私はこれまでの社会人数年間で主に回路設計に関わる業務を行っており
その中で回路設計は苦労のわりに報われないのではないか?と感じたことを記します

①汎用的なスキルが身につかないことも多い
私は前職でエンタメ向けの家電の製品開発を数年程度行っていたのですが、この回路設計の部署では業務が大きくいくつかに分かれており電源、高速信号、液晶関連、全体の取りまとめ、イメージセンサ、音声に分かれていました
私の担当業務は液晶が中心だったのですが転職活動で担当業務をそのまま活かせる仕事を見つけることが出来ませんでした
回路設計といってもその職場独自の専門性の高すぎる仕事を任せられることもあり、そうなってしまった場合汎用的なスキルが身につかないため転職によりその環境から抜け出すことがかなり大変だと感じていました
また、回路基板の製作等実務経験が強く必要とされる職であるため勉強だけではスキルを身につけることが難しい職だと感じています

②即戦力となるために時間と運が必要
転職活動において回路設計の求人で5年程度のインバータ回路開発経験という内容もよく見かけていたのですが
5年というのは長い期間だと考えていますし、また即戦力となるために5年同じ業務を担当し続けるというのは運も必要だと考えています
会社の規模が大きければ業務や部署の変更が5年以内に起こることも度々あると思われますし、また小さい会社では若手が5年インバータ回路のみを担当することはほかの業務もあり難しいと思われます
そうなるとやはり即戦力となるためには運もかなり必要であると感じていました

そのため、回路設計はやはり苦労のわりに報われない職種ではないかと考えています
また、実務経験が非常に重要視されることから個人の努力も反映され辛く
特に若手であれば不満を感じている人も世の中に多いのではないか?と考えました

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