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不機嫌ハラスメント1

何かで気分を害した→不快感は表明するけど、理由は言わない。
尋ねられても「自分で考えて」。
こういうのを不機嫌ハラスメントとかフキハラと呼ぶらしいですね。

男女関係なくいます。

そばにいる人は疲れることでしょう。つい早く解決したくて、「〇〇で怒ってるならごめんなさい」と謝りたくなるかもしれません。
そうすると、ますますフキハラの当人は「自分の怒りは当然だ」ととらえ、人間関係が『察しろと振舞う人』と、『振り回される人』という固定的なものになりがちです。

このコミュニケーションスタイルを通して得られるものって何だろう。。と私なりに考えてみました。

  • ①説明しなくて済む

  • ②原因を作った相手を長く苦しめられる

  • ③何となくしているだけで特に得るものはない

①説明しなくて済む
言葉であれこれ説明するのが苦手で、エネルギーを必要とする人の場合、黙って不機嫌でいる方が楽です。そうしていると相手が気を回し、謝ってくれたり場を整えてくれたりするかもしれません。

②原因を作った相手を長く苦しめられる
理由を言わなければ、相手は「あれかな、これかな」と悩む時間が長くなります。「もしかしてこのことで怒ってる?」と訊かれても、違っていたならそれを理由にしてまだ責めることができますし、合っていても「どうなんだろうね」「あなたがそう思うならそうなんじゃない」などと言って明言しないかもしれません。

③何となくしているだけで特に得るものはない
これまで周囲からそうした扱いを受けてきた場合、そのまま今度は自分がする側に回ることがあります。純粋にこれだけが理由なら、「そのやり方はやめて」と他者の求めに応じてスタイルを変えてくれるかもしれません。ただ、もしそれに伴って苦しい思いをしてきた人ならば、②が目的となるでしょう。「どうして自分だけ変えなくちゃならないんだ」と新たな火種になることも考えられます。


いずれの理由にしても、周囲の人が本人の望む返事をしていると、そのままで変わらないでしょう。不機嫌ハラスメントをする人の思い通りにしてあげる必要はありませんので、下手に出るのをやめていくとよいと思います。(威圧的な言動に出る相手の場合は当てはまりません。ご自分の身の安全を一番にしてください)

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