見出し画像

返報性の原理

日本では自己犠牲の精神を美徳とする風潮がある。日本に限らず、自己犠牲を強いることは世界的に様々な宗教でも見られるように思う。

自分が満たされない状態で、他者のために働いたとしても、必ず、どこかにひずみがくる。なので、まず、自分を満たし、満ち足りてから他者を慮るのが筋だろうと私は以前から思っていた。
そして、次第に器が大きくなるほどに、自分、家族、友人、知人、見知らぬ人と、だんだん自分より遠い関係の人を慮ることができるようになっていくのが自然な流れだろう。

内観を深める学びの中で、返報性の原理というものを教えていただいた。
返報性とは自分の行いがよいことも悪いことも自分に返ってくるという原理原則とのこと。因果応報と同じ意味だ。

まず、自分が幸せになることを許可する。やはりここが大切!!
誰かを優先したり、他人によく思われようとすると自己犠牲が働く。
自分はこんなに犠牲を払ったのだからと相手からの見返りを意識下あるいは無意識下に求めることにもなる。

自己犠牲で誰かを満たそうとした時、それは怒り、悲しみ、苦しみの感情を生み出し、抱いた感情は返報性によってかえってくる。

目先の損得に関わらず、相手のしてほしいことを自分から行い、人の役にたてることを喜び、感謝すると、回り巡って様々な形で喜びや感謝が返ってくるのだと。

そのためには「まず、自分が幸せになることを許可する。」に尽きるのだなぁ。

#返報性の原理 #VLC

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?