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アートマンとアナートマ①

インドの聖者からの教え その9

自我(エゴ)について

今回は個人的にもハッとさせられることの多かった自我のお話。

自我には実は2種類ある。
①真実の自我(サンスクリット語でアートマン
 ここから美しい意識(beautiful state)が生まれる
➁偽りの自我(サンスクリット語でアナートマ
 ここから苦しみの意識(suffering state)が生まれる

*自我と意識は表裏一体で連動している。

アートマンの特性
そこに一切のストレス苦しみがなく、愛、感謝、 調和、平穏、静けさがある。
今世に生まれてきた理由、使命、 今世のビジョンや生き方とか、 本当の人生の流れなどは、この進化から来る。

アナートマの特性
いつも内側でストレスや苦しみにフォーカスさせていくというのが 仕事。
苦しみやストレスが餌になっており、苦しめば苦しむほど、アナートマは強大し、小さな怒りが恨みつらみになったりする。
人を自我の檻の中に閉じ込めておくのが仕事で、手を変え、品を変え、 その檻の中から出さないようする。
不安や心配を煽ってくる。
いつも何が足りてないのかを言ってくる。

アナートマの声を聞き続ける限り、 魂が望む自分の本来の人生を送ることができない。

アナートマンの声とは・・・
内側でプレッシャーを与えたり、ストレスを与えたり、 圧力を与えたりする 悪魔の囁き。
例えば、
目標を達成しろ!もっと稼ぎなさい!周囲の人に答えろ!
自分の存在価値を証明しろ! いい母親でありなさい!責任をとれ!

アナートマへの対処方法
内側で鳴り響いているアナートマの声にまず気づく。
そして、アートマンの声に耳を傾ける。

アナートマの声か、アートマンの声かがわからなくなったときは、
苦しみがある場合はアナートマ
苦しみがないのがアートマン
と判断する。

大事なのは、苦しみやストレスとプレッシャーを分けて考えること。
ストレスは苦しみしか生まないので、あっていいことは一つもない。
適切なプレッシャーや適度な試練というのは、人生には絶対に必要。

アナートマの声に気づくことができると、そこから解放されて、楽で自由な生き方、状態が手に入る。
意識のレベルを上げていくときに、 アナートマから解放されるというプロセスは絶対必要で、これがないと意識のレベルが上がらない。
意識のレベルが高い人というのは、高い位置から自分や人生を眺めることができている人。
ストレスや苦しみに翻弄されることなく、自我にも翻弄されることもなく、 目の前のいろんな出来事にも翻弄されることもない。

日々内側で聞いている声は、どっちがメインなのかということはとても大切。

因みに…
藤井風の楽曲にはアートマンとアナートマのことが出てくることに気づいた方いますか?
きらり:荒れ狂う季節の中を二人は一人きり さらり(自分とアートマン)
ロンリーラプソディ: 君は誰なの 僕は僕だよ
花:僕ら(自分とアートマン)
Feelin’Go(o)d:僕の中の君が言うだけ
罪の香り:アナートマの声の話
他…
それを踏まえて、今夜17:45からのライブ”Feeling’ Good"、是非、聴いてみてくださいね!
https://m.youtube.com/watch?v=TELFpTs29Ag





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