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夏の朝 散歩と写真

早朝に1時間散歩をしようと画策してから何日経っただろうか。
ついに重い腰を上げ、目覚めたのは早朝4時半。
この時間ですら夏の暑さの片鱗を感じられるほどの気温に怯みながらもなんとか自宅からの一歩を踏み出した。

もうすっかり見慣れた散歩道。同じ場所で同じような写真を何度も撮っているが、不思議と飽きる事もない。かと言ってすごく楽しい訳でもない。

気になったモノや風景にカメラを向けながら歩いていると1時間はあっという間に過ぎてゆく。
写真を撮ることが私に撮って所謂趣味というカテゴリーに入るのだろうが、楽しさとはまた少し違った感覚もある。

それは自分の中の何かを整理する為の作業みたいなものの様な気がするが、一体何を整えているのかは自分でもうまく説明できない。

きっと、爺さんになってもカメラぶら下げて歩き続けるのだろう。


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