ぼくが人生の答えを求める理由

ぼくが人生の答えを求める理由。                   それはきっとぼくの育ってきた環境が大きく影響するのだろう。

いわゆる母子家庭で育ってきた。母親は夜遅く帰ってきて、姉は荒れまくり、家は毎日ぐちゃぐちゃでぼくも全身あざだらけだったし、精神なんかとっくに崩壊してた。でも周りの大人はぼくに対して「あなたがこの家を守るのよ」と言い聞かせていた。

ぼくは逃げることを知らなかった。○○してくれる?と頼まれたら全てYes。ぼくのことは一番後回しで、放課後は一目散に帰って毎日家事をした。休みの日に掃除機をかけていなかったら、雷が落ちたり、疲れて眠ってしまっていても洗濯物を入れていなかったら平気で怒鳴り、たたき起こされた。小学生から高校生までずっと。そうやって育ってきたぼくは、「自己主張」を知らなかった。僕は○○をしたい、○○が欲しい…年に1回くらいしか自己主張しなかった。しかもその時は涙を目いっぱいに溜めて絞り出すような声でしか出来なかった。

今も自己主張することが苦手だ。嫌だと思っていても表には出せず、いいよと引き受ける毎日。ぼくはいつになったら、ぼくのための人生を歩むのだろうか。



もう長期間経て構築されたぼくの考え方や対応の仕方は、そんな簡単に変えることは出来ないし、それを変えることが出来るのはぼく自身しかいないということも分かっている。だから今日もぼくは、人生の答えを探し求めてあがく。



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