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No.80「痩せる脂肪」なんてない

こんにちは。

オンラインダイエットコーチ
メンタルフィットネスコーチ
新井浩太(こうた)です。

お腹周りなどに余分についた皮下脂肪、いわゆる脂肪組織ですがそれは多くの人が肉の白い脂身を想像すると思います。

もちろんそれで正解です。

しかし脂肪組織には、白い脂肪以外に茶色い脂肪もあるんですよね。

脂肪(脂肪組織)が白く見えるのは、トリグリセリドという白い中性脂肪を多く含んだ脂肪細胞が主な成分になっているからです。

茶色い脂肪(脂肪組織)には、白い中性脂肪の他にミトコンドリアという赤い色をした細胞小器官を多く持つ脂肪細胞も含まれているので褐色に見えるんです。

ちなみに褐色脂肪細胞の中にあるミトコンドリアが赤色をしているのは、チトクロームという鉄を多く含んだタンパク質があるからです。

白い脂肪を白色脂肪組織、茶色い脂肪を褐色脂肪組織と言いますね。

ダイエットを経験したり、興味を持った方はこの二つの脂肪の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

と、前置きが長くなりましたが、今日は褐色脂肪細胞についてお話をしますね。

褐色脂肪組織は、痩せる脂肪と言って紹介されたりすることがあると思います。

脂肪組織は、基本的にエネルギー(中性脂肪)を蓄えることが主な役割ですが、褐色脂肪にはエネルギー生産工場のような「ミトコンドリア」があるので、中性脂肪を分解してエネルギーを作り出します。

※ミトコンドリアは、エネルギー生産工場のようなもの。

ミトコンドリアは「ATP」という細胞のエネルギー源を作る器官ですが、褐色脂肪細胞の中のミトコンドリアには「UCP(脱共役タンパク質)」というタンパク質が特異的に多く含まれているので、細胞のエネルギー源を作るのではなく、熱エネルギーを作り出しています。

※ATPは、細胞のエネルギー源。

※UCP(脱共役タンパク質)は、ATPが作られるのを妨害して、エネルギーを熱にしてしまう。

つまり褐色脂肪細胞は、エネルギーを蓄えるのでもなく、ミトコンドリアがあるのに細胞のエネルギー源を作り出すわけでもなく、体温を維持するために存在している脂肪でユニークな存在なんですよね。

クマやリスのように冬眠をする動物には、冬眠中でも体温を維持するために褐色脂肪細胞が多いのですが、冬眠をしない人間には約40g程度しかないと言われています。

そのため褐色脂肪細胞は、体温のために必要な熱全体のうち担っているのは約20%のようです。

では何が残りの80%の体温のために必要な熱を作っているかというと、20%が肝臓や腎臓の内臓で60%が筋肉と考えられています。

褐色脂肪細胞は肩甲骨周りや脇の下や胸の上部あたりに局所的に存在しているので、その周辺を動かすエクササイズをして「褐色脂肪細胞を活性化させて痩せましょう」みたいなエクササイズ紹介があるかと思います。

それはそれでいいと思いますが、僕個人的に痩せるエクササイズは股関節まわりなどの大きな筋肉をたくさん使うスクワットのようなエクササイズや、日常から早歩きなどをする方がいいのではないかと思います。

エクササイズや運動の考え方は個人それぞれですし、0か100のような二項対立でもないですしから、最終的には自分が好きで継続できる方法が一番だと思います。

また様々な種目をおこなって様々な刺激を体に与えることがいいとも考えています。

それでは、今日は以上です。

僕も体づくりを頑張りますので、あなたも頑張ってください!!

もし、ダイエットでお悩みがありましたら、気軽に質問していただきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます☆

また明日(^O^)/


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