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書評 4 「『おいしい』感覚と言葉 食感の世代」

プロ料理人Sシェフから10年前に教わった一冊です。グルメ本では全くありません。

味や食感を表現する様々な「言葉」。

アンケート調査で集めたデータを分析、世代別や性別などのセグメント毎にどんな「言葉」に美味しさを感じるかを教えてくれます。

例えば、「ふわふわ」は20〜30代にアピールしても40代以上には全く響かない、とか。

すごく面白い。

出版から10年以上経過しているのでデータとしては少し古くなってはいますが、言葉で表す美味しさという観点は、視覚と聴覚のみで情報を伝えては受け取る頻度が増えたいまの方がもっと有用かもしれません。

食べて美味しかったものを言葉で表現する。食レポではありませんが、そこにもっと興味が湧いてくるかも。

この本は残念ながら絶版ですが、中古で入手は可能な模様。

また出版元さんは同じ調査を継続していて、データ集はほぼ毎年公表されています。

http://bmft.co.jp/publication/books/

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