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ふるさとの定義を考えたい

誰にも生まれた場所がある。小さい頃に育った場所がある。それを「ふるさと」と呼ぶのでしょう。

都市で暮らしていると、「今度の休みに田舎に帰るんだ」という言葉をよく聞きます。この「田舎」とは、まさに「ふるさと」。そこには、「ふるさと」はいま住んでいる所から離れているものだ、との定義ができている様です。

私もそうですが、都市で生まれ育ち、そのままそこで暮らしている人は多い。では、その人達に「ふるさと」は無いのでしょうか。

もちろんそんなことはありません。

彼ら彼女らにとっては、いま住む場所がそのまま「ふるさと」。そして、その場所の中に時折小さい頃を思い出す場所や物がある。

実家のある通りの交差点、駅前の郵便ポスト、小学校の校門。

思い起こすだけでも懐かしい。そこに行くと小さな思い出がいくつか浮かび上がる。昔の記憶をほっこりと思い出させてくれる場所。それを「ふるさと」の定義にしてみたい。

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