リアルタイム

どうせ意味なんて無いのに　　　この世に生まれ落ちた
なぜ生まれてきたか　　　　　　疑う暇なく あどけない
あの頃に墨で書いた　　　　　　夢が今は 色褪せていた
虚ろな目で　　　　　　　　　　花壇を見つめ

どうせ朽ち果てる運命　　　　　種蒔き 水をかけて
芽を出したら花が　　　　　　　咲いて誇っては 散っていく
何のため生まれたんだ？　　　　なんで生きて？ 死んでいくのか？
解けない謎　　　　　　　　　　誰もが抱え

空見上げ雲の模様　　　　　　　ゆっくり 形 変わりゆく
その一秒一秒に　　　　　　　　命 削がれる実感なく
理解してるフリして
限りある時間に 追われてる

夢追い人期限つき　　　　　　　周りの勝手な判断
責任の無いアドバイス　　　　　ノイズ混じり うなされては
眠るように　　　　　　　　　　塞いできた

どうせ意味なんて無いけど　　　飽きずに昇る太陽
陽に照らされ僕ら　　　　　　　大地の恩恵 施され
敷かれてた 人の轍　　　　　　   彷徨っては 歩いた道を
振り向いては　　　　　　　　　足跡 眺め

どうせ巻き戻らないなら　　　　前向き開き直り
この街飛び出して　　　　　　　まだ見ぬ君らと 笑い合う
未来だけ描く一歩　　　　　　　夢の続き 追いかけてみる
この思いを　　　　　　　　　　君らと共に

見慣れない街に触れて　　　　　波打ち踊る感情に
身を委ねて彩った　　　　　　　花が咲いてる一生分
無駄に笑っていたい
限りある時間が 許すまで

高架下の雑草に　　　　　　　　僅かな歴史の存在
誰しもが持つ物語　　　　　　　ひとりひとり僕ら照らす
紅い星に　　　　　　　　　　　導かれて

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