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なぜラマダーンをは行われるのか

今までのnoteで何回か話したが,毎日いろんな国の人がいるクラスで過ごしている。

僕が今日取り上げたいのは,イスラム教のサウジアラビアの人たちだ。

正直,日本を出るまでは,イスラム系の人たちにそれほど好感的なイメージは持っていなかった。
理由は省くが,日本人にはそういう人もいると思う。

でも,シアトルに来て,実際に会ってみると全く想像と違っていた。

日本の友達と同じように,授業を受け,会話をして,SNSを使い,笑い転げる。

そして,何より驚いたのがここからだ。
シアトルに来るまでの僕のイメージでは,イスラム教の人は厳しい宗教のルールの中で生きていると思っていた。

しかし,そのイメージは古すぎるのかもしれない。

真っ黒のマントのような服装をするのは
「おばあちゃんの時代の話だよ」
と,笑いながら話していたのは,結構衝撃だった。

僕の目の前で,ストールを巻き直す女性もいる。
女性の髪を見た側の僕が「え,見ちゃったけどいいの?」と思ってしまった。
でも,彼女は当たり前のような様子だ。


しかし,彼らは明日からアマダーン(断食)に入る。1ヶ月の間,3:00~21:00の間は,一切,飲食はできない。それは,しっかり全員守っているらしい。

ラマダーンを行う理由を彼らは,こう言う。

貧しい人たちの気持ちを理解するためだよ。


インターネットで世界が容易につながり,神様(神様なのかよくわかんないけど)という存在は弱まり始めたのかもしれない。
だが,「人間の格差」には,日本人以上に目を向けている人たちだと知れた。

なんて素晴らしい人たちなんだと思うと同時に,人間の格差から目を背けるべきではないと考えさせられた。

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