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竹原の歴史的町並み #3

 竹原の町並みは、メインストリートである本町通りを軸としつつ、板屋小路、大小路という二つの路が交わり、さらには本町通りと並行する中ノ小路で区切られた町割りにボリュームのある町家群を形成しています。


板屋小路

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これらの脇役的ストリートも緩やかにカーブしながら町家の町並みを連ねているところに竹原の底力を感じるのです。

大小路

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左側の家並みが春風館・復古館で、国の重要文化財に指定されています。

中ノ小路

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↑↑↑町家のイタリアンレストラン。ここでランチをしたかったのですが、時間が足りず。

照蓮寺と西芳寺

 さて、竹原は塩田開発に伴い、この地域の社寺の門前をなすように町屋敷が展開していきますが、町並みの発展に最も密接なのが照蓮寺と西芳寺という二つの寺院です。照蓮寺は町並みの北端にあり、西芳寺は町並みの東側の高台にあります。

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↑↑↑照蓮寺本堂。丁度雨が降ってきてしまい、全体を撮り損ねました。風格のある本堂です。

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 特に西芳寺には清水寺の舞台を模して建立されたといわれる普明閣があり、ここから竹原の町並みが一望できます。上の写真が、かろうじて写っていた高台の普明閣(右上)。私が訪れたときは、境内改修のため普明閣には入れず、近くで見ることができず残念でした。下の写真は、境内から望む、歴史的町並みと竹原市街。かつてはここから町並みの向こうに広大な塩田が一望できたことでしょう。

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日の丸写真館

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 竹原のもう一つのランドマークともいえるのが、木造三階建ての「日の丸写真館」。町並み保存地区の外になりますが、目の前の本川には常夜灯と旧船着き場があり、港と町並みの接点に立っていることから、むしろこちらが街の中心だったことが伺えます。アニメ「たまゆら」では主人公の行きつけだった写真館という設定だったそうです。現在この建物での写真館の営業はないそうですが、日の丸写真館は新市街の中心で現在もカメラ店・写真館として営業されています。すごいですね。

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 時間の都合で町並み保存地区を歩くことを優先し、ランチをとらなかった私ですが、竹原を離れる前に、地元の村上ベーカリーでパンを購入し、バスの中で食べることができました。木・金・土の限られた時間営業しているお店とのことで、”幻の店”と言われているそうです。購入して食べた「焼きそばパン」は、マシカクで中に焼きそばがつまっていて画期的。

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 竹原の歴史的町並みでは「町並み竹祭り~たけはら憧憬の路~」という幻想的なお祭りがあることを、inumosさんのnoteで知りました。いつか訪れてみたいです。

記事はここまで。最後までお読みくださった方、ありがとうございました。noteの使い方にも少し慣れてきたように思います。

竹原市竹原地区(広島県の製塩町・重要伝統的建造物群保存地区)
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