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【N/S高政治部】Eチームの歩み

皆さん、こんにちは。政治部3期のEチームです。
政治部3期には「情報戦と戦争と政治」「野党の役割」「デジタルと教育と考える力」の3つのテーマ別活動と、菅義偉前内閣総理大臣をお招きした特別講義などがありました。
また、それと並行して自分たちの問題意識をテーマに定め、政策提言を行う成果発表会を目指し、活動してきました。

この記事は政治部Eチームの一年間の歩みについての記録です。お読みいただければ幸いです。

1.Eチームの特徴

まず始めにこの記事の主役である、Eチームの特徴を紹介します!(執筆者:児玉律子)

①「個性豊かで凸凹なチーム」
みんな違ってみんないい!個性豊かで凸凹したチームです!
私達Eチームは高校1年と2年のみで構成され、昨年度からの継続生が所属しない唯一のチームです。そんなEチームには、面白いメンバーが揃っています。学内外でプロジェクトを行っているメンバー、投資やプログラミングが好きなメンバー、発想や発言が面白いメンバーなどなど、とっても個性豊かです。そして、それぞれが得意なことや考え方、生き方までがバラバラで、時には対立しながらもお互いを尊重し、刺激し合い活動してきました。凸凹でも逆に面白く、「認め合える場所」だったと感じます。

②「チーム内の距離感が近い」
私達Eチームは、全チームの中で一番心理的な距離感が近い自信があります!笑
先程も書いたように、年齢が近いメンバーであったことがまず大きな要因だと思いますが、政治部の活動開始当初からとても仲良く活動してきました。
夏には皆で丹波篠山市の里山で一緒にフィールドワークをしたことや、講義の際もオンラインでの参加ではなく、講義が行われる会場で一緒に参加するメンバーが多かったこともその要因の1つだと思っています。
そんな中で、チームの距離感が近くなった一番の要因はチーム活動スタート時から、たくさんコミュニケーションを取り、「関わろう」と努力したことです。毎日何かしらの会話をしたり、Discordサーバーを作り作業中に通話をしたり、お互いのSNSの交換などなどチームビルディング!というかっこいい言葉では言えない事かもしれませんが、少しでもお互いのことを知ることができる環境を作って行きました。
政治部はチームでの活動がとても重要なので、メンバー間の心理的な距離感が近いことはプラスになりました。ミーティングでもお互いのことがなんとなくわかっていたり、とても話しやすい空間でした。

③「明るく元気!」
Eチームは活動中「ブルー」な気持ちになることはありましたが、基本的には明るく、笑顔溢れるチームでした。ミーティング中も雑談中も独特の空気感があり、居心地が良かったです。ご飯を食べながら話したり、変顔で笑い合ったり、力が尽きるまで同じ時間を過ごしました。
しかし、ずっとだらだらにこにこしているわけではなく、真剣な時はきっちり取り組み、ミーティング後にゲラゲラと笑いながら雑談をしていました。私たちにとってはこれが理想のチームの形だったと思えます。

2.成果発表会に至るまで

 

・5月〜11月(執筆者:山田哲平)


この時期を一言でまとめると「チームの仲を深めた」時期になったと思います。
6月は初回の講義で初めて顔を合わせたり、7月は参議院選挙などがあり、8月には学園外の宿泊型体験学習にチームとして参加し、共同生活をすることでお互いの考えや、これまでの相手の言動や、政治部で実現したいことなど会話を通じてお互いの理解を深めることができ、チームとしての一体感を出すこともできました。

しかし、成果発表会の政策案を決めることは難航しました。
自分たちが政策のどこに問題意識を持っているのかを明確にしないままチームとして調査、研究を始めてしまいました。自主的にカラオケボックスなどに集まり議論をしながら調べたりもしましたが、9月までにチームとして「児童虐待」について取り組むと決めた後、目立った成果は挙げられませんでした。
このような状態は精神的に辛く、日を追うごとに政治部の活動に対するモチベーションが低下し、チーム内での議論が停滞し、議事録の内容もだんだんと少なくなっていきました。

 

・12月〜1月(執筆者:梁川瑠璃)


12月初旬、特別講師の三浦瑠麗先生のフィードバック会にて、「今の発表では調べたことを話しているだけ」とフィードバックをいただきました。しかし、12月から1月上旬までは外部活動という手段に囚われていたり、ミーティングのほとんどをリサーチや発表資料の制作に充ててしまったため、政策について議論を交わすことがほとんどありませんでした。

 

・2月(執筆者:宝田煌太)


 2月に入り、政策はいよいよ大詰めに入りました!...と言いたいところですが、メンバーで取り組みたい政策が異なり、内容を具体的に詰められませんでした。取り組みたい政策を文章でまとめたり、それを踏まえてメンバーと話し合ったりしましたが、なかなか合意できず、オンラインでのコミュニケーションの難しさを痛感しました。その中でも、チームでなんとかで結論を出して、政策を深めていたのですが、ここで「なぜ、その政策を発表したいのか」という根本的な部分で、チーム内にずれがあることに気がつきました。そして、この時期に他の活動が重なり、政治部での活動に時間を割けなくなったメンバーが出てきたことで、メンバー間の活動量に差が出てしまいました。それにより、満足のいくチーム活動ができず、他のチームメンバーの意見を政策に反映できなくなりました。しかし、積極的に他チームに相談などをすることでこのピンチを乗り切り、成果発表会の前日にはみんながある程度納得した形で発表練習を行うことができました。

 

・当日まで(執筆者:熊谷沙羅)


成果発表会までの数日間は、チームみんなでほぼ毎日、スライドや台本について議論し、最終的なブラッシュアップをしていきました。「想定問答集」なども作成し、当日何があっても自分たちの考えをしっかりと伝えられるよう工夫しました。事前に会って、マイクの受け渡しなどの細かい部分まで練習しました。いくつかの箇所で提言内容に対して不安を感じましたが、自分たちが一年近く活動してきたことに自信を持って本番に臨みました。
 当日、登壇された議員の皆様からは私たちが思いもよらなかった視点からのご意見や、「ぜひやってみたい!」というコメントをいただきました。こうして1年かけて制作したものを前向きに検討してもらえたことを嬉しく思います。

3.それぞれのメッセージ 

山田哲平
政治部に入った当初は、政治部みんなが僕よりも政治に関する知識を持っていて「議論するのが楽しみだな」と思っていたのですが、予想に反してチームメンバーは政治に対する興味はあるものの特別な知識を持ち合わせているわけではなく、「みんな自分と同じなんだ」と思ったことを覚えています。
政策を作る際、知識がないことで苦労したことはありましたが、みんなで一緒に知識を身につけることで徐々に議論が活発になり、チームとして成長していくことを感じることができ、本当に楽しかったです。
精神的に辛い時期もありましたが、その反面、終わったときには達成感も味わえるので、興味のある方は政治部に挑戦してみてください。

児玉律子
政治部で活動する中で、「チーム」として活動する力がついたと感じています。
人に想いを伝えること、意見を共有することはとても難しく、苦手意識がありました。政治部を志望したのも「自分の考えを相手に伝えられる人間になりたい」と思ったからです。
Eチームは居心地が良くて話しやすく「自分の考えを少しずつ出していっても大丈夫だ!」と思える環境で、チームとして自分がどのような立場に立つべきなのかも考えられるようになってきました。そんなチームを一緒に作ってくれたEチームのメンバーありがとう!!

梁川瑠璃
私が政治部に入って1番苦労したことはグループワークでした。
以前はグループワークに苦手意識はなく、むしろ得意だと思っていましたが、政治部に入るとそれは自分が意見を持っていなかったからだということに気づきました。
特に、政策内容を検討する場面では、話し合いを進めていくうちに認識のズレや意見の衝突が重なり、政策発表直前にそれが大きくなってしまいました。
しかし、「議論」とはどういうことなのかを知ることができ、最終的に自分たちが納得できる政策提言をすることができました。
本当にチームメンバーには頭が上がりません、1年間ありがとうございました!

宝田煌太
政治部での活動を通じて、政治の知識だけでなく、チームで一つの制作物を作ることの面白さや、話し合いの難しさを学ぶことができました。最初は周りの人とうまくコミュニケーションをとることができずに、迷惑をかけてしまいました。しかし、そんな自分を見捨てることなくチームの一員として、最後まで一緒に活動してくれたEチームのメンバーに感謝したいです。1年間ありがとうございました!

熊谷沙羅
政治部ではチームワークをはじめ、さまざまなスキルを身につけました。その中でも、データ収集力を身につけることができたと思っています。政治部に入るまでは「データ」とはほとんど無縁の生活をしていましたが、政策などを検討するにあたって、チームみんなでエビデンスとしてデータ収集をし、チーム内で得意な人に教えてもらい、トライ&エラーを繰り返しながら学んでいきました。
チームメンバーとの友情はこの1年間で何よりも大事で、1年間の活動を終えても信頼できる友達ができたことには言葉がありません。みんな1年間ありがとう!!


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