今週思ったこと vol3

友人に勧められて深夜帯にやっているアニメを2020年ぐらいから色々観るようになったのですが、とにかく異世界に行きたがりません?

スライムなったり、蜘蛛になったり、何回も人生やり直したり、最強キャラになったりととにかく現代から離れていくのだ。
海賊王目指したり、地球上から元気を分けてもらうのは1話目からその世界が構築されているthe アニメ。
それが深夜になると急に現世から異世界へと旅立つ。

しかも見るのは大人が大半。

これって、現世から離れたい大人の欲望表現なのかもしれない。

会社にいったら魔王のような上司がいたり、理不尽にキレてくるモンスターがいたり。
起きたら人生やり直せないかとダル重い体を持ち上げる毎日が待っていたりと、とにかく人生に面白さが足りていない人が多いのかもしれない。

ワーカホリックに陥る大人が多いといわれる日本の特有の症状なのかと思ったけれど、海外だと魔王がゾンビになっているのだから世界はどこも同じなのだ。

と思いながらも、少年に夢や希望を与えるthe アニメと生まれ変わりたい大人の欲望を表現したアニメが入り混じる日本は静かなカオスが大きすぎると感じてしまう。

海外のゾンビが出てくる系番組は、かっこいい大人が仲間を集めて、裏切りに会いながらも大切なものを守り抜きながら必ず前に進んでいく。

アニメもゾンビ系も、倒すのは世の不条理であったり、大っ嫌いな誰かなのは一緒なのにどうしても異世界に行ってしまうことに違和感を感じる。

アニメは″今”から逃げられる。
自分は明日もダル重い体を持ち上げないといけない。
”今”からは逃げられない。

ゾンビは”今”と戦っている。
ダル重い体を持ち上げながらもキャラクターは前に進む。
”今”からは逃げない。

リアリズムを嫌う日本文化では難しいのかもしれないが、
僕たちは”今”を生き、”明日”に向かわざるを得ない。

アニメを観るのが好きなのはいい趣味だ。
ただその世界に希望を抱き、”今”を捨ててはいけない。

心の銃はいつでも撃てるようにしておけば、この世界をサバイブできる。

焦らずいこうぜ!

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