「冷たいやん」と子供たちの声が響き渡る。大都会に10年振りの雪が降った今日、いつもの喧騒が全て吸収されていった。
10年前恋人と一緒に雪合戦をした記憶が視界を横切る粉雪のように一瞬駆け巡る。
20時を23時と錯覚してしまうぐらいの雪の魔法。
10年後はどんな雪が街を覆うのだろうか。

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