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Electrohouseの打ち込み方

今回作ったElectrohouseを基に、打ち込み方それっぽさを出すポイントを解説していきます。

今回の曲は2012年くらいのElectrohouseをイメージして作りました。

※最近の音数少ないドロップでEDM寄りのElectrohouseを作りたい方には参考にならない記事になってます。

使用DAW:FLstudio
使用有償プラグイン:MASSIVE,Sylenth1

オススメのフリーサンプルパック

Sticky Sounds Collection Vol. 2
強いキックが入ってます。

Free Tropical House Tools
多分Soundcloudのアカウントが必要です。

Free Progressive House Drums
上のやつとおなじW. A. Productionです。これも多分Soundcloudのアカウントが必要です。

オススメのフリーVST

T-Force Alpha Plus(登録不要)
最近アップデートされて64bitに対応しました。旧バージョンと変わらずVST内部でリリース値を上げたりリバーブを強くかけると負荷が高くなるのでDAWのミキサーでエフェクトをかけるといいと思います。
芯のあるリードが作りにくいのでパッドとして使うといいかと

4 Tune(登録必要)
こちらは打って変わって鋭いリードのプリセットがあります。少し音が軽めなのでもう1つ起動して違う音色とレイヤーが基本かもしれません。

Firebird(登録不要)
とにかく出音がいいので「絶対DTMに課金しないぞ」って人には必須。リードパッドには特にElectrohouseに向いています。オシレーターの波形の種類が豊富ですが尖ったベースを作るのはちょっと難しいです。

作るときのポイント

少し前のElectrohouseの一番の魅力はドロップだと思います。デモ曲だと(1:47~2:17)。その他のパートは最近のEDMでも頻繁に聴けますが、こういう音数が多くてその譜割りでグルーブ作ってるドロップは最近ないですからね。

今回の記事はドロップの作り方をメインで解説していきます。

今回作った曲のプロジェクトファイル

・イントロ(0:00~0:32)

構成音は
クラップ
ハイハットとクラップのループ
一番頭のクラッシュシンバル
アルペジオ
プラック
後半8小節キック
たまに鳴るワンショット
次のパートに移るためのスネアロールスイープです。

イントロから作り始めるタイプの人はここで練ったコード進行が全体の雰囲気に繋がると思うので納得がいくまで練ってください。

コード進行が完成すればそれをバラバラにしてアルペジオを打ち込むだけです。
アルペジオも、ただコードをバラして16分音符なり8分音符なりで適当に打ち込むのではなく、1小節の中でここの音は抜く、とかここはコードから外すとか決めておくと聴こえがよくなります。

ずっとコードをなぞってるだけだと存在感がなくなっちゃいます。だんだんフェードアウトしていく量産型大学生みたいにならないように気を付けましょう。

今回打ち込んだアルペジオの1小節分のピアノロールを貼っておきます。
1ノートが16分音符です。


・Aメロ(0:32~1:02)

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