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これからの投資戦略③米大統領選挙前後

こんにちは。リバーです。

これからの投資戦略について何回かに分けてお話しする企画の3回目です。

1回目はこちらから↓

2回目はこちらから↓

ドナルド・トランプ氏が、アメリカ合衆国の第45代大統領に就任したのは、2017年1月20日のことでした。トランプ氏は当初は当選の可能性は低いと報じられてきましたが、ヒラリー・クリントン氏との激しい選挙戦の末、従前の報道や予想を覆し大統領選挙に当選しました。それにより、最高齢の大統領として、トランプ大統領が誕生しました。

それにより、いわゆるトランプショックが起こり、世界同時株安となり、日経平均は919円安,ドル円は101円台,NYダウは900ドルほどの下落が発生しました。

今回またもや、トランプ大統領は大統領選挙において当選確率が高いという報道が見当たりません。もっと言えば、バイデン前副大統領の方が当選確率が高いと報じられています。

またやってきそうな荒波にどう対処するべきなのか。考えていきたいと思います。

米国大統領選挙の年の地合いは?

実は、アノマリーとして米国大統領選挙の年は株価が上昇するとされています。
実際、過去18回の大統領選挙では13回上昇しています。

これは当たり前といえば当たり前なのですが、現職の大統領は再選したいので、自分の支持率が上がる様に株価上昇に良い影響のある政策を打ち出す事が多いからです。

そのため、トランプ大統領も大統領選挙までの期間の間では株価が上昇しやすい政策や行動を選択するでしょうから、ひとまずこの点は安心できます。

なんせ、下落の度にパウエルFRB議長に会見をさせたり、声明を出させたり、目に見えて対策をとっていることがわかりますよね。

結論として、米国大統領選挙の年は株価上昇しやすい地合いであると考えます。

バイデン前副大統領が当選した場合は?

一般的に、トランプ大統領は株価上昇を1つの成果としていることから、株式市場にとって都合の良い大統領であると言え、
対して、バイデン前副大統領は法人税引上げや所得税増税政策やトランプ大統領の景気対策等をやり過ぎと主張しているところを見ると、株式市場にとって都合のあまり良くない大統領であると言えます。

その事から、一見、バイデン前副大統領が当選した場合、株式市場は下落すると考えてしまいがちです。

しかし、よく考えてみますと、コロナショック以降のトランプ政権の対応が良くない等の理由から、バイデン前副大統領の支持率はトランプ大統領の支持率を上回り、賭けサイトでは大方がバイデン前副大統領の当選に賭けています。

ということは、社会はバイデン大統領の誕生を既に折り込み済みであると言え、同じく株式市場も折り込み済みであると考えられます。
そんな状況の中、ここ最近はあげていましたよね。
これが答えでしょう。

バイデン前副大統領が当選した場合、確かに多少の一時安はあるでしょうが、結果的には株価は上がると考えます。

トランプ大統領が再選した場合は?

これについては、一言です。
多少のサプライズ上昇はあるでしょうが、基本的には今までと同じく上昇が続くでしょう。
なんせ、今以上に良い地合いは少ないと思います。

何があっても、株式市場の未来は明るい

私は、このバブルの崩壊は金融引き締めが決定する時だろうと考えています。
つまり、それはジャクソンホール会議の後にパウエルFRB議長が当面の間は2%を上回るインフレ率を目指すと話していた事が重要で、ここから数年間は金融緩和じゃぶじゃぶの株価の上がりやすい地合いが続くという事です。
私には、パウエルFRB議長に株を買えと言われているようにしか聞こえませんでした。
まさに、アベノミクスの始まりの時の様な状態が世界各国で始まる訳です。

他方で、パウエルFRB議長は「過剰なインフレ圧力が顕在化するか、インフレ期待が当局目標と合致する水準を上回る場合」は、ちゅうちょなく行動するとコメントしています。
また、バブルが形成される可能性もあり、しっかりとした出口戦略をもって、株を積み上げていくことがここからの相場で望まれる投資行動と私は考えます。


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