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いつもと違う夜

昨夜、
急にロビちゃんがいつもと違って
きゅんきゅんいったり
そわそわしたり
何か様子が変でした。

もともと足が強くないので
何処か痛いのかもしれない。
すぐに病院に連絡して
夜間病院に行きました。




私は留守番です。
一緒に行きたいと伝えたのですが
娘から

「母ちゃんの病状悪化すること考えたら
無理して一緒にきたらいかんでしょ?」

と優しく言われました。


久しぶりに夜を一人で過ごし
ポツンと一人でいることは
こんなに寂しいのだな、と思いました。


ロビちゃんは
ニコニコ笑顔いっぱいで
そばにいてくれるのが
当たり前になっていて
静かなロビちゃんの
部屋を見たら
泣きたい気持ちになりました。


娘や夫がいない部屋が
さびしくて
夜遅くに
遠くまで夜間病院に行ってもらうことも
申し訳なくて。

いつもと違う夜が
こんなにも
さびしくてつまらないものなんだと
目を閉じながら思いました。



たまにロビちゃんの前だけで
身体がひどくつらくて
たくさん泣いてしまう時がある。
そんなとき
いつも
しっぽをふり
私の手や顔をなめながら
そばを離れず寄り添ってくれるロビちゃん。
自然に涙がとまり元気がでてくる。

ロビちゃんに

「ありがとう」

と言いながらモフモフふさふさな
毛並みに顔を埋め抱き締めてしまう。

こんなに
小さなロビちゃんに
ものすごい愛情やパワーを
いただいているんだな。と
感謝の気持ち
いっぱいになりました。


犬は
とにかく人が
大好きで大好きで
飼い主を
笑顔にしたくて
何かしたくて
過ごしている。

と、昔聞いたことがあり
本当にそうだなぁと思いました。

6歳からずっと
犬は家族の一員だったので
そばにいてくれるのが
当たり前になっていたと思う。
みんな優しくて可愛くて
それぞれ個性があった。
顔を噛まれたこともあったけど
犬を嫌いになることはなかった。

出逢ってくれた犬たちと
お別れするときは
息ができなくなるくらいつらく
悲しい時間だったけれど
出逢うことができ
一緒に過ごした時間は幸せな笑顔の宝物で
今も心の中にある。



ロビちゃんも
しゃべることができないが

楽しい

嬉しい

さびしい

怖い

ダメなことしちゃった!

こと、顔を見ればすぐにわかる。
どんな時も可愛くてたまらない。


どうか無事でありますようにと祈る
長い夜の時間。


娘からLINEが届き

「異常ないみたい。でもとりあえず痛み止め打ってくれたよ」

ほっとした。


夜中にみんなが帰宅し
ロビちゃんは
元気で、でも薬の作用の眠気が強く
こてっと眠りについてしまった。

私は何度も起きて
ロビちゃんの様子を見て過ごし
小さな身体が呼吸にあわせて
上下するのを見つめながら
そっと体をなでました。

今日も朝から
ニコニコなロビちゃん。

夜間病院で

「しばらく様子を見てくださいね
かかりつけの医師には連絡しておきます」

と言われたので
今日は私がロビちゃんを癒してあげたい。


毎日
家族みんなが元気で過ごすことは
当たり前なことじゃなくて
すごく有り難いことなんだな
何も素敵な素晴らしいものごとがなくても
みんなでご飯をたべたり冗談を言ったり
ちょっと喧嘩したりして
生きている日々こそが
優しくてあたたかい
奇跡の連続のように感じました。


今日は
ゆっくりのんびり
あたたかく
看病をしながら過ごします。






最後まで読んでいただき
ありがとうございます。


心から感謝の気持ちを込めて。





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