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【医療AI⑩News】医療AI患者の見解、スモールデータAIで希少がん対応などなど

ごきげんさまです。喜業家つぼです。
喜業家つぼのヘルスケアニュース何卒よろしくお願いします。

Apple Watchに、健康モニタリングしてくれるAIが入ってきたら本当にその分野のミニドクターを身に着けるというような時代に突入しましたね。
患者が医療AIに関する見解の研究が行われました。これ、むちゃくちゃ面白いです!

1)がん患者の脊椎骨折シミュレート

がん患者の約10%に脊椎への転移があり、これに伴う脊椎の「病的骨折」は強い痛みや運動制限につながる。病的骨折に至る転帰を予測することは、より良い治療意思決定において重要な役割を果たす。脊椎の「デジタルツイン」を作成することで、がん転移による脊椎骨折を予測するAI研究を、米オハイオ州立大学のチームが進めている。

2)新医療機器 nodoca!

アイリス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:沖山翔、以下当社)は2022年4月26日に咽頭カメラを含むAI搭載システム nodoca®(販売名nodoca(ノドカ))の製造販売承認を取得したことをご報告します。
nodocaは、日本で初めて「新医療機器(*1)」として承認を取得したAI搭載医療機器(*2)となります。

3)Apple Watchで心機能低下検出AI

米メイヨークリニックの研究チームは、Apple Watchの心電図機能を利用し、「心臓のポンプ機能低下」を検出する新しい機械学習アルゴリズムを構築した。通常は循環器の専門検査である心エコー検査で検出される同病態について、より簡便で日常的なリスク評価を実現しようとするもの。

4)心臓突然死の予測はAI優位

人工知能(AI)を用いた新たなアプローチによって、心疾患患者が心臓突然死に至る可能性とその時期を医師よりもはるかに正確に予測できることを示した研究結果がこのほど明らかになった。開発者である米ジョンズ・ホプキンス大学のNatalia Trayanova氏らは、「このアプローチは、心疾患患者の生存率の向上につながり得る」としている。研究の詳細は、「Nature Cardiovascular Research」4月7日号に発表された。

5)網膜識別AIと実臨床

近年の医療AI研究はシステムの精度ばかりではなく、「臨床環境で実際に機能するか」「導入の弊害は何か」を明らかにすることに焦点が当てられるようになり、実臨床導入を見据えた現実的な動きが加速している。中国・首都医科大学などの共同研究チームは、複数の網膜疾患を識別する深層学習システムを構築し、実臨床における有効性の程度を評価する大規模試験の成果をまとめた。研究成果はJAMA Network Openからこのほど公開されている。

6)救急時の脳卒中・心筋梗塞予測AI

千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、AMED(日本医療研究開発機構)が公募した『令和4年度医工連携イノベーション推進事業(開発・事業化事業)』に、当社が代表機関として提案した「AI 救急予測アルゴリズムの実用化を目指した検証の研究開発」が採択されたことを報告します。今後、千葉大学と共同で、心筋梗塞や脳卒中など循環器系急性疾患のAI予測アルゴリズムを組み込んだ新たなプログラム医療機器の研究開発を推進していきます。

7)医療AIに対する患者の見解

医療領域におけるAI活用は急速に進み、その大きな可能性に注目が集まるが、一方で医療AIに対する患者側の考え方について多くは明らかになっていない。米イェール大学の研究チームはこのほど、「医療AIに対する患者の見解」を調査し、その成果をJAMA Network Openから公表した。

8)膵臓疾患検出AI

【ビジネスワイヤ】医療技術の独メディ・グローブ・グループは、仏ストラスブールの大学病院研究所(IHU)と提携したと発表した。提携は、超音波内視鏡検査で膵臓(すいぞう)疾患を検出するための、世界初の人工知能(AI)ソフトウエアを開発することが目的。欧州では膵臓がん患者の90%以上が死亡しており、膵臓疾患では早期発見が重要とされる。AI技術により、一流専門医の経験を全ての医師が利用できるようになると期待される。(C)時事通信社

9)学習障害者の健康課題解決AI

「学習障害(LD: learning disability)」は、知的発達に遅れはないが、読み・書き・計算など日々の学習に困難を生じる発達障害である。英国における推計では、LDは100人に1人程度みられ、LDを有する人々の65%以上が「MLTCs: multiple long-term conditions」と呼ばれる「2つ以上の慢性的な健康問題」を抱えているという。LDを有する人々の平均寿命が英国平均より約20年短いとの試算もあり、このことはLDの生物学的な疾患影響ではなく、LDの無い人と同じ水準のケアを社会的に受けられていないことを意味するとの指摘もある。

10)スモールデータで希少がんAI

研究者が事業化を考える場合、CEOや経営人材を外部から引き入れるケースは珍しくない。それは、研究者のほとんどが、ビジネス経験がないからだ。

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