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伝え方で迷走する問題が起こるたった1つの原因【気づかないとヤバい】

話や文章がいつも途中で迷走してゴールがわからなくなってしまう・・・。
自分が何を伝えようとしていたのかわからなくなる・・・。

この記事はそんな人へ向けて書いています。


こんにちは、放送作家の村松です。
私はキャリア20年超えの放送作家として
これまで「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「出没!アド街ック天国」「スッキリ!」「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」「ハモネプ」など多くの番組制作に携わってきました。

そして20年以上のキャリアで培った伝える技術を詰め込んだトレーニング講座を
早稲田大学エクステンションセンターで担当しています。


この記事では、20年以上にわたる「伝える仕事」のキャリアで学んだ、
伝えるための技術を紹介します。

これを知れば話す時も書く時も、
あなたの意見やアイデアを的確に伝えることができるようになります。


伝え方で迷走する問題が起こるたった1つの原因


結論、何かを発信しようとする時に
とりあえず書き始めてしまうことが原因です。

伝えることが上手な人は絶対にこれをやりません。

なぜこの「とりあえず書き始めてしまうこと」がダメなのか、
そしてこれを変えればなぜあなたの伝え方が良くなるのか
詳しく見ていきましょう。



なんとなくできる・・・、があなたを崩壊させている


日本語で何かを伝える時、
日本語が喋れたり、書けたりすれば
すぐに行動を起こすことができます。

普段操っているのが日本語なので
やろうと思えばすぐ行動に移せるからです。

ただし、ここが最大の落とし穴です。

日本語を喋れても、書けても
なぜ伝わらないのか?

その原因は「目的がない発信」だからです。



やってる感がヤバい


なんとなく書き出すと
文章は書けているし、マス目も埋まっていくので
「やってる感」がありますよね。

でも、そこに生まれているものが
何も意味がないもの
だったとしたら・・・?

意味のない文字の羅列や、トークであると
伝わらないと思いませんか?

これが
自分はできているのに・・・
という誤解を生み出すメカニズムです。

なんとなく発信しようとすると
こうなってしまいます。

なぜこれがヤバいのか、その理由ははっきりしています。



目的無しで旅に出るとどうなるか


あなたの発信を旅に例えて見ましょう。
とりあえず書き出すパターンはこんな感じです。

目的なく家を出ます。
暑い国へ行くのか?寒い国へ行くのか?
自分でわかっていないので
とりあえず半袖短パンで家を出ました。
1泊3日の弾丸ツアーなのか?
1ヶ月のホテルステイなのか?
それとも奥地でのキャンプなのか?

道中の電車で仮に目的地を決めた。
とりあえず羽田へ来たけど
目的地への便が出ていないことがわかった。
さあ、どうしよう。
あれ、パスポート持ってこなかった。。

こんな風に、もし何もわかっていなくて
なんとなくスタートとしたら怖くはないですか?

なぜ怖いと感じるのでしょうか。
それは自分の目的がわかっていないからです。



目的がわかっていると行動が変わる


旅の目的が明確だと
旅行の準備が変わります。

台湾で美味しいもの食べまくりツアーという目的なら・・・

お腹周りが楽な服装にしよう
胃薬も欲しいな


冬のパリでセール品買いまくりツアーという目的なら・・・

冬のパリは極寒だから厚手の服がいるな
たくさん買ってくるからスーツケースはスカスカにして行こう

行く先や季節によって
準備が変わりますよね?

実は、伝える時もこれと全く同じように考えると
けっこう上手くいきます。



伝える場合にも準備がある


あなたが何かを伝える場合にも
いきなり書き出すのではなく、
準備をしてからスタートすると
スムースに目的地に到着できます。


この場合の目的地とは
あなたが伝えたいことです。

あなたがもしも

話や文章がいつも途中で迷走してゴールがわからなくなってしまう・・・
自分が何を伝えようとしていたのかわからなくなる・・・

という状態なのであれば
注意するべきたった1つのポイントはここになります。

いきなり書き出すことをやめましょう。
しっかりと準備をしてから書き始めましょう。

口でプレゼンする場合も同じです。

それではこれを伝えるパターンでやるとどう変化するのか、
見ていきましょう。



準備をすれば必ず変わる


旅で行き先を決める、
行き先に合わせた持ち物の準備をする。
これを伝えるバージョンで置き換えるとこうなります。

伝えたいことを決める
それに合わせた構成の準備をする

実は、伝える上で最も大切なのはこの部分です。

難しい日本語を知っているとか
そういうことは重要ではありません。

話や文章がいつも途中で迷走してゴールがわからなくなってしまう。
自分が何を伝えようとしていたのかわからなくなる。

この問題を解決するたった1つの方法は
全ては構成という準備なのです。

逆に言えば、ここに取り組みさえすれば
あなたの伝え方は激変します。

それくらい重要なパートなのです。

いきなり書き始めることをやめて
まずは構成を考える時間を作ってみましょう。

少し長くなってしまったので続きは別の記事にまとめます。
伝え上手な人がやっている構成の作り方について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。


まとめ


このように、構成という準備を使えば
効果的に伝えることができます。

伝える途中で迷走してしまう問題は、
取り替えず書き始めることをやめて解決しましょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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