見出し画像

【バングラデシュ市場】自動車市場の中古車から新車へのシフトは2025年以降?

久々に、バングラ自動車市場関連で動きがありました。

三菱自動車がバングラ国営企業のバングラデシュ・スチール・アンド・エンジニアリングと、新工場建設のタイミング評価を2025年までに行うMOUを交わしたとのこと。

三菱自動車はバングラデシュで自動車を組み立てる新工場を建設する検討に入った。同国の国営企業と合弁会社を設けて新工場を運営する方向で、建設時期などを2025年までに判断する。三菱自は東南アジアを中心に新興国で事業を拡大する戦略で、人口1億6000万人強の同国を有望な市場とみて開拓を狙う。2日午後に国営企業のバングラデシュ・スチール・アンド・エンジニアリング(BSEC)と覚書を交わした。

三菱自動車の現在のバングラデシュ国内のディストリビューターはRangs Groupというコングロマリットですが(=国内生産をするケイパビリティはありりそう)、三菱が今回組むのは別の企業。

実際、このバングラデシュ・スチール・アンド・エンジニアリング(BSEC)は、ホンダの二輪事業の現地パートナーもやっていて、政策への影響力も実績もあります。

また、このMOUの調印式には在バングラデシュ日本大使や、バングラの産業大臣も列席していてかなり政府色が強い。

それを考えると、三菱とBSECの「検討」→新車市場にギアを入れる意思決定→中古車市場を絞りにいく何らかの政策、という流れになるのは2025年以降か?と考えます。

向こう1,2年で中古車市場の縮小がないにせよ、不測の事態に備えておくことは重要だと気を引き締めました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?