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子供たちの成長機会を止めるな!!!

2020年8月8日、今思えば、東京では特に新型コロナウイルス第二波のタイミング。僕たちは、2020年8月8日にイベントを開催しました。

今日は、なぜここまでして、イベントをやろうと思ったのか。と、実際に行ったことをまとめたので共有します。
大変申し訳ございません、「やらない=中止」にすることを考えは、微塵もありませんでした。
おわってみれば、周りからは、「この状況下で良くやったね!」と言う言葉を多く頂いた。
いつも以上に、イベント後に感謝も言葉も頂いた。もちろん、嬉しい。
けど、そのくらい、新型コロナによって”世の中が変わってしまった”という裏返しでもあることを痛感している。
この機会に、今回のイベントについての想いや、どうやって開催したのかをまとめていく。まずは、開催に至った経緯から。

忘れもしない・・その時は、2月末だった。

アメリカ・ラスベガスで開催されたReginaの大会当日の夜。
日本でコロナが流行りはじめ、まだアメリカでは流行っていない状況だった。
約1週間アメリカに滞在していたため、日本の様子はニュースでしかチェックできなかったが、日本がただ事ではなくなってきたことは理解していた。
3月22日に1年に一度の一大イベントを控えていた私たちは、大会当日打ち上げ後の夜中12時に集まった。
この会議をするにあたり、私の中では、「中止の決断」をすることは決めていた。
みんなの意向も聞きながら、中止にすることを決め、すぐに案内文章を作るよう伝えた。
その後の状況は、皆さんもご存知の通りである。
帰国と共に、レッスン自体も休講にした。
今思えば、当時は早めの決断だったのだが、長い時間をかけて準備を進めていただけに、正直少し迷いもあった。
そして、中止を知った子供たちのことを考えると胸が痛かったことは今も覚えている。
3月以降は、いち早くZoomを使って、子供たちとのおしゃべり会を始め、徐々にダンスレッスンも取り入れるようになった。
(これがのちに、オンラインレッスンとして1つの事業にもなっている)
そう、Gravisのみんなと、コロナ禍においてもずっと繋がっていたことは、自分たちにとっても大きな支えになった。
そんな私自身は、直接話す機会がなかなかないけど、画面の横で聞いてました。
子供たちが元気がなくなっていく、家にしか入れない日々、ストレスもたまる。
そんな中で、自分たちができることをやろうと、youtubeを始めてみたり、新しいことにも続々チャレンジした。
当たり前にあったレッスンがなくなることは、自分たちにとってもこれほどまで辛いものか、、
子供たちにとっても大切な場所であったことはお互いに再確認できた時間でもあった。
「またダンスがしたい」
「みんなで踊りたい」 
そんな声を、幾度となく聞いた。
3月から実に3ヶ月後の6月からは徐々に再開。実は、その前からイベントをやる方法を探っていた。
もちろん、感染拡大を防ぐことは大前提であり、ただ、いつまで立ち止まっていても何も変わらないという想いもあった。
その想いが特に強かったのは、3月4日に初めてとある生徒さんとZoomをしたときに一言。

「安心した」 

今でこそ、画面越しで会話をすることが当たり前になってきたが、生徒と画面越しで会話すること自体が初で、どう?という質問に対し出た素直な言葉だったんだろう。
子供たちは、大人が想像する以上に、今何が起きているのか?周りの大人の反応、ニュースをみて、辛い思いをしているんだと痛感した。
そこで、自分たちがやるべきことは何なのか、と考えてみると、やっぱりダンスができる場を作り上げることだと。
たかが3ヶ月という人もいるかもしれないが、この数ヶ月間における時間、とてもとても大切なものである。
加えて、子供たちにとっては年度終わり、始めの時期でもある。
リスクを負いたくないからイベントは中止する、そりゃあそうだ。
ただ、中止にするリスクに「子供の成長、機会」はどこにいったんだ?
自分たちの身近には、1つの小学校以上に多くの子供たちいる。だからこそ、痛いくらい気持ちがわかっていた。
しなしながら、会社や誰かのせいにして、リスクを負わないのが現実。
中止にすることが悪いと言っているわけではないのであしからず。
でも、こういう時こそ、何らしらの形で、実現に向けて動かないといけないでは?
自分たち、大人がやるべきことは、最後まで諦めず実行する方法を考え続けることだろうと考えていた。
だからこそ、自分たちの中には、「やらない=中止」にするという考えはなかった。
やれる範囲で、やれることを、やる。
更には、最悪のケースを想定し、当日の朝でも中止にできると考えていた。
3月のイベントでもチケット返金手数料(チケット販売会社はちゃんと手数料取るんですよw)などで大赤字となり、中止に伴う様々なリスクもあるが、そんなことを気にしていたら何も始まらない。(3ヶ月休業状態が続き、イベントで大赤字で更にとなると、正直ビビッてましたけど)

3月のイベントのタイトルは、「RISE」。
這い上がっていくという意味がある、まさしく、困難な状況から、子供たちも含めたみんなで創り上げた今回の軌道をまとめていく。

根性論でやっても、よろしくないことは重々承知の上であり、ここからはどんなことを検討し、どうやって準備を進めてきたかを次回はまとめる。

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