あなたが日の当たらない日陰にいると感じてしまうのは、きっとあなたが光り輝く太陽だから　～でも、別に今それに気付かなくても良いんじゃないかな？～

こんにちはこんにちは。

今年(2023年)4月のある日の出来事が
ボクの中で少しは受け入れられたように思えたので
今日はその事について徒然なるままに。

※まだ完全に受け入れられた訳じゃなく、でも当時の想いは大切な大切なボクの宝物。なので【2023年4月】を文中では【今月】や【今日】【昨日】って記載しています。

お客さまの中には10代の方もおられる。

障害をお待ちの方
病気の方
様々な理由で学校に行けない方
心がちょっと疲れた方
自分を傷つけてしまう方
などなど…

今月中旬の松戸での報道とSNSに流れた動画の影響もあって
先週からご自身を傷つけてしまう10代のお客さまが増えた様に感じる

その繊細で不器用な彼ら彼女らの訴えには
共通している事が多々ある

・学校に行かないのではなく行けない
・死にたいのではなく生きたくない(行き苦しい)
・(自分の想いや訴え・考えを)言わないのではなく言えない
などなど…

そして今日

数年前から自傷行為を繰り返すある少年が
カット中、ボクに涙を流しながらボソっとつぶやいた

『死んだ子には皆んな優しい言葉をかけるのに
散々頑張ってみたけど上手くいかなかったから死にたいって言ったら
「甘えるな」とか「もっと頑張ってる人(辛い人)はいる」とか「そのうちいい事あるよ」とか「もう少しだけ頑張ってみん？」とか
何か皆んな厳しい事を言うけどな…
ほな、僕どうしたらエエん？

もう散々色々試してみたねん。
でも全部アカンかってん。エエ加減もう疲れたわ…

何で死んだ人には優しくて
どうする事もできなくて生きるの辞めようとする人にはこんなに厳しんやろ？』

って…

そう

きっと彼は今まで
たくさんのサインを発信してきたんだろう

誰にも気付かれなくても
たくさんの『助けて』って訴えを発してきたんだろう

それは

ひょっとすると
ネットに溢れている
どこかの誰かのポエムじみた意見を模倣したのかも知れない

でも

例えそうだとしても
彼はちっとも弱くなんてない

たった1人で
今までたった1人で
孤独に戦ってきたんだ…

それは彼だけじゃない

自ら
自分の命に終止符を打った10代の多くが
命を削って訴え続けていた事なのかもしれない

それが伝わった時

もう

一緒に泣く事しかできなかった

辛かったよな…
苦しかったよな…
寂しかったよな…
疲れたよな…

まわりの大人が
彼ら彼女らの些細なサインを受け取る事ができたのなら

救えた命は
きっともっとあったんじゃないだろうか？

今月中旬の松戸での報道とSNSに流れた動画の影響もあって
先週からご自身を傷つけてしまう10代のお客さまが増えた…

増えたんじゃなくって…
表面化してきたんじゃないだろうか？

今までその他大勢の人たちが
多くの大人たちが
気付けてなかったってだけなんじゃないだろうか？

松戸での報道などをきっかけに
周囲の鈍感な自分達大人が
ほんの少しだけ気付けるようになっただけなんじゃないだろうか？

10代はこうあるべきとか
どう生きるべきとか

そんな事が言いたいんじゃなく

昨日
遺伝性難病の高校生のお客さんが
自作のデジタルアートをみせてくれて
やっぱり若さって可能性だな、すげぇなぁって思ったんだよ

素直に心から

そんな可能性の塊である10代の彼ら彼女らが
懸命に命を削って発信しているサインを
周囲の大人たちが気付けないだけで
自らその人生に終止符を打つなんて
悲しすぎるじゃない

『人生ってのはまんざらでもないで』
って
大人が胸を張って子どもたちに言えない社会なんて

ちょっとダサ過ぎるじゃないか

ちょっとじゃない
めっちゃダサいじゃないか

だから

まずは
『笑ってるから大丈夫』
じゃなく
『笑ってるけど大丈夫かな？』
そう思える自分になろうと心に誓った春の出来事

今日も子どもたちに
成長させてもらえた

今日も子どもたちに
教えてもらえた
気付かせてもらえた

偉大なる可能性の塊である先生たち

心から
ありがとう

そして

今まて気付けなくて

ごめんね