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答えは沈黙

学びを楽しく教育エンターテイメント
いーちゃんこと、岩崎弘資(こうすけ)です。


本日のテーマは「答えは沈黙」


これは名言すぎて、わかってますよという人がたくさんいるのではと思いますが、HUNTER×HUNTERのドキドキ二択クイズです。

みなさんも、普段さまざまなところで使っているかもしれませんが、クイズの答えは”沈黙”だったのです。

最初にでた問題は、

「母親と恋人が悪党に捕まり、ひとりしか助けることが出来ない。①母親、②恋人、どちらを助ける?」

母親と恋人、どちらを助けるなんて…選びようのない問題です。

ゴンたちよりも「先に答える」と出てきたやつは「母親」と答え
「母親は世界にひとりしかいないから」と理由を述べる。

そして「通りな」となります。

ここで大事なのは、この問題がどうかというより、言葉の一つ一つを整理していくこと。
賢いクラピカは「答えは沈黙だ…!」と、導きます。

次にゴンたちに出てきた問題は

「息子と娘が誘拐されて、どちらかひとりしか取り戻せない一。①息子、②娘、どちらを取り戻す?」
と、また選べない問題です。


先の問題は「母親はひとりしかいない」と言っていましたが、次は息子と娘。
ひとりしか取り戻せません。

レオリオは「もうこんなのやってられるか!!」と。
優しいからこそ、ブチギレてしまう。

クラピカは「このクイズに正解はない。答えは①か②かでしか答えられない。だから沈黙だ」と、ブチギレたレオリオを止めます。

最初の問題の中でも、「通りな」と言っているだけで「正解」とは言っていないのです。


答えは①でもなく、②でもなく、”沈黙”で正解。


二択クイズ”と言われると必然的に「二択しかないんだ」となっていく。
そこから、他にできる方法はないのか?という道をつくっていけるかどうか、が問われています。


社会のレールというものが敷かれている中で、ぼくも過去は親から教えてもらい「これしかない」という選択の中から選んでいました。

現在はいろいろな方との出会いによって三択目、四択目の道を見つけることができ、あらゆる選択肢が増えていく。

徐々に自分の確信や方向性が決まり、知識を付けていくと選択肢が増えていきますが、方針を決めていくと一択になります。
”決めると、自由になる”。

選択肢が多いという時点で、迷っている。
自分の方向性が決まってない人ほど迷ってしまう。

自分の方向性を決めていくことで、シンプルになります。


ぼくがHUNTER×HUNTERを読んでいた頃は小学生でしたが、その頃に「危険な遊び」という、映画を観ました。

主人公がホームアローンに出ていた子供(マコーレー・カルキン)が、とっても可愛いのですが、サイコパス少年(ヘンリー)なのです。

ヘンリーは、たくさんのいたずらをするのですが、人間のリアルな人形を道路に投げ出して交通事故に合わせたり、遊びのレベルが本当に危ないのです。

そんなサイコパスの息子ヘンリーを抱える母親(スーザン)が、ヘンリーの従兄弟であるマーク(母親を亡くして傷ついている)が家に来ている状況で、まさに”ドキドキ二択クイズ”に遭遇してしまいます。

そう、実際に選べないような選択肢が出てくるのです。

このサイコパスな息子ヘンリーと、心優しい甥っ子のマークが、崖から落ちてしまう。
スーザンは、その2人をのうちどちらかしか引っ張り出せないとう状態に、なってしまいました。

補足をすると、ヘンリーにはコニーという妹がいて、コニーの下にいた弟のことを殺しており、コニーのことも殺そうとしていました。

スーザンとヘンリーは山の方に向かって歩いていて、弟の死について正直に話すように言う。

ヘンリーは弟を殺したことを認めて逃げ、それを追いかけるスーザン。崖の先まで来た母親のスーザンを、隠れていたヘンリーが突き飛ばし、崖から落ちそうになるが、スーザンは途中の木に引っかかり、助けを求める。

そんな母親スーザンに、息子ヘンリーは岩を落とそうとする。マークが追いかけてきてそれを阻止しようとし、もみ合いになる。その間に、スーザンは何とか崖から這い上がってきた。

今度はもみ合っていた二人が崖から落ち、スーザンが左右の手それぞれで、息子ヘンリーと甥っ子のマークを捕まえる。

基本的には血縁関係というか、自分の息子を助けるというのが一般的な気がしますが、マークの手が滑り落ちそうになった瞬間、スーザンは自分の息子であるヘンリーの手を放し、甥っ子であるマークを救うという選択をしました。

ぼくにとって小学校のときに観た映画だったので、とても衝撃的でした。
親が解説をしてくれたとき、血が繋がってることよりも、血縁関係がなかったとしてもいいコにしていることの方が大事、という感覚を知った気がしました。

あらゆる条件や属性やポジションというものがあるからと言って、そこに甘えているという状態はとても危険だということを、小学校のときに気づいて良かったなと感じます。

それはHUNTER×HUNTERでも表現されていました。

クイズに正解したあとも、ゴンは”実際に同じような状況になった場合のこと”を考えていて、「どうしても答えが出ない」と話していました。

クラピカ、レオリオは「もうクイズは終わったのに、まだ考えていたのか?」と言いましたが、ゴンは「でももし、こういう状況が本当に起きたら、どうする?」と。

”どちらも正解ではないけど、どうしても選ぶしかない状況”が、いつかはやってきて、それを乗り越えていかなければならない、とゴンは自分事として捉えています。

ぼくたちにも、そのように選択する機会はやってきます。

そのときは、自分の信念や方向性にしたがって選び、物事を進めていく必要があるということを頭に入れながらやっていきましょう!!


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