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アーメーリカ、アーメーリカ

ヨーロッパにかぶれた(アメリカじゃないのかよ)。高校時代をアメリカで過ごしたが、帰って来たら、アメリカ的なものより、ヨーロッパ的なものへの憧れが強くなって、DieselやG-StarやCP CompanyやStone Islandなんか着てみて、Wallpaper*やらdomusやら読んで、北欧家具とか眺めてるのが、モダンなんじゃないかと思っていた(今思うと、片腹痛い)。

日本にかぶれた(アメリカじゃないのかよ)。まあ、日本に住んでるし、良いものはあるし、実際にモノづくりの現場を見たりもできるので、手ぬぐいはまったり、器ハマったり、郷土玩具ハマったり、もんぺハマったりした。まあその辺りは今でも好きなのだが、和風モダンとかじゃなくて、民藝と呼ばれるようなものが好きだ。

アフリカにもかぶれた(アメリカじゃないのかよ)。なんせ、テキスタイルがかわいい。音楽も良い。インドネシアにも、モロッコにも、メキシコにもかぶれた。Etsyをはじめインターネットを使えば、現地の雰囲気にアクセスできる。

今、再度、アメリカにかぶれている。なんかアメリカの古いものが好きだ、とは言え、僕らが若い頃にLightningとかに出ていたようなビンテージのアメリカではなくて、自分が高校生の頃の90年代アメリカだ。世の中的にも90年代リバイバルと聞くが、なんか懐かしい気持ちもあって、古着などを集めている。

世の中はボーダレスにワールドワイドになっているとは言え、クリエイションを見てみると、やっぱり国ごとの土着性みたいなものは失われていないんじゃないかなあと思う。洗練は似たような方向に向かいそうだけど、やっぱりブラジルはブラジルらしいし、中国は中国らしいし、日本は日本らしいよな、って感じするよな。

アーメリカ、アーメリカ。もう海外は行かないかなーって気もしているんだけど、次はどこの国にハマるんでしょうね。

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