新連載「大正シンデレラ～秘密の恋は髪が伸びるまで～」配信開始！

あらすじ

時は大正。豪商の伯父夫妻に預けられ、下働きをしてきた16歳の少女・野々村恵は、いわれなき罪で髪を切られ、家から追い出されてしまう。そのきっかけを作った美貌の大学助教授・桐嶋玲二は、「髪が伸びるまで責任をとらせてくれないか?」と恵を雇うと言い出して……。国際避暑地として栄える日光・中禅寺湖畔を舞台に、年齢も立場も超えて惹かれ合う2人のひと夏を描く純愛浪漫譚。──本作品は小説投稿サイト「エブリスタ」で人気の「月影の君」のコミカライズです。

https://mechacomic.jp/books/184771

作画を担当させていただきました！

原作：みちふむ様
構成：山口しずか先生
作画：小菅かつき

こちらの豪華なメンバーの中で作画を担当させていただいております。
初めての大正時代ものでいろいろ資料を見たり、実際に舞台の日光・中禅寺湖周辺の取材も行かせていただきながら一生懸命作画させていただきました。

絶対読んでほしいポイント！

・主人公の恵の自己肯定感がちょっとずつ上がっていく姿！
・教授・玲二の素直な思いやり！
・中田の良いキャラ！ちゃっかり自分だけボートから落ちないの好き！
・柊はアレだけどアレだけどでも好きな顔…！

どんどんいろんなキャラが日光にやってきて
いろんなエピソードが生まれるので
本当に目まぐるしく楽しいです！

この時代を学んだ大正時代・裏話

「鬼にならないか」
…いやそうではなく！

わたしは歴史は好きですが、この時代には詳しくなくて、作画をするに当たって主人公たちの考えとか価値観が知りたくていろいろ資料を調べました。
やはり戦争前ということがあって、今の私たちと圧倒的に違うのは天皇に対する印象だと感じました。

私たちにとって天皇陛下、皇族方は「象徴」「ニュースで見る人」ですが、恵たちにとっては「神」に近い存在なんですよね。

だから、天皇陛下が日光に来るから、あらかじめ陛下の散策ルートに毒草が生えていないか調べる仕事をするために玲二が東京からやってきたってすっごいことなんですよね。
生徒さんたちからの眼差しからも感じ取れますが、玲二ってただの教授じゃなかったと思います。

恵のような一般人にとっては雲の上の存在。
そんな人の食事を作り、会話をし、笑いかけてもらえる。
夢のような物語。短い夏の日々。
だから「大正シンデレラ」というタイトルになったと思います。

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